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『この世界の片隅に』監督が“のん”起用理由を明かす 本ポスタービジュアルも公開

2016年09月22日 13:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 のんが声優を務める長編アニメーション『この世界の片隅に』より、ポスタービジュアルが公開された。


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 本作は、戦時中の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向いて生きていく女性・すずの日々を描いた物語。漫画家・こうの史代の同名漫画に感銘を受けた片渕須直監督が、約6年の歳月をかけて時代考証・現地考証を重ね完成させた。


 主人公・すず役は、アニメ声優初主演の女優・のんが務め、音楽はシンガーソングライターのコトリンゴが担当している。片渕須直監督は、のんの起用理由について「6年前「この世界の片隅に」をアニメーションにしようと思ってからずっと、すずさんの声を探していました。監督補の浦谷さんと互いに誰が良いかを考えていたところ、2人とも同じ声を思い描いていました。ご縁に恵まれて、のんさんの声をマイクを通して聞いた時、何年も前から自分たちが想像してきた声が、すずさんとなって現れました。その時、のんさん以外のすずさんは考えられないと確信しました。すずさんに命を吹き込んでくれて感謝の気持ちでいっぱいです。この作品は本当に幸運に恵まれたと思います」と語っている。


 公開された本ポスターには、「昭和20年広島・呉 わたしはここで生きている」というキャッチコピーと共に、たくさんの草花が咲く中で、誰かに呼ばれたかのように小首を傾げ、振り向くすずが描かれている。(リアルサウンド編集部)