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「アメリカ大好き」中国人観光客 昨年なんと1日平均75億円を落としていた!

2016年09月22日 10:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

アメリカの観光地はどこも中国人観光客だらけ(出典:http://360cn.com)
世界各国の有名な観光地で近年やけに目に付くようになった、「福」と書かれた赤い提灯や「熱烈歓迎」を意味する横断幕。観光産業や土産店にとってはやはり“中国人旅行客サマサマ”なのである。そんななか、米国から驚くような数字が報告された。

世界を旅することに余念のない中国人たち。2014年のアンケート調査では、彼らにとって最も楽しい旅行先は「米国」ということが判明していた。家族旅行を大切にする中国人にとって、老若男女を問わず楽しませ、アミューズメント施設やショッピングも完璧という米国はさぞかし楽しいに違いない。

米誌『People』によれば、ここ10年にわたり中国からの旅行客の数は右肩上がりを続けているといい、昨年1年間には前年度比18%増という259万人の中国人を迎えたそうだ。それに伴い彼らが滞在中に消費するお金もうなぎのぼりで、昨年1年間については1日平均日本円にしてなんと75億円ものお金を落としていったとのこと。年間では2.74兆円にもなるという。平均年収が都市部で100万円ほどと言われている国だけに、中流階級から富裕層がどれほどの収入を得ているかは疑う余地もない。

また、その30%がショッピングで費やされたこともわかった。中国人が札束を握りしめながら買い物をする姿は印象的だが、ショッピングモールに行けば1人あたり100万円もの買い物をするのが当然になってしまっている。通販もますます盛んになっているほか、彼らは2015年に19兆円弱を海外でのショッピングに費やしたという。家電はもちろん世界の高級ブランド品とされる商品の半分ほどを買い占めてしまったことになるそうだ。

日本に関しては、“メディカル・ツアー”という特殊な目的で訪れる人々もあとを絶たないもよう。保険証も持たず10割全額負担であってもなお、信用できる日本の医療機関で人間ドックを受けたい、大病の診断につきセカンドオピニオンを受けたい、ガンの最前線医療機関で先進医療を受けたいといった相談が相次いでおり、中国語を話せるコーディネーターが間に入ってくれる。ほかにはイギリス、フランスが中国人にとって「もっと魅力的な旅行先」に挙げられているという。

出典:http://360cn.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)