トップへ

黒木啓司、山下健二郎、関口メンディー…ユーモアでも才能発揮、EXILE TRIBEの愛されキャラたち

2016年09月22日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

EXILE『EXTREME BEST』3CD+4DVD/4BD

 大阪・名古屋・福岡・東京の4大ドームを超満員にしたライブ・エンタテインメント『HiGH&LOW THE LIVE』東京ドーム公演を、先日終えたばかりのEXILE TRIBEのメンバーたち。同公演は10月に大阪・京セラドーム3デイズの追加公演が決定するほどの熱狂ぶりを見せており、公演をきっかけに各メンバーに注目する人々が急増している。今回は圧倒的なパフォーマンス力を持ちながら、ムードメーカとしてもグループを盛り上げる存在であるメンバーに焦点をあて、彼らの魅力を探ってみたい。


(関連:EXILE THE SECOND、国境越えたダンス・ミュージックを「翻訳」? 新シングルの本質に迫る


■黒木啓司(EXILE・EXILE THE SECOND)


 スラリとした長身から生み出される迫力あるパフォーマンスと、しっかりと筋肉がついた肉体美、高いファッションセンスで多くのファンを虜にしている黒木啓司。そんな黒木は、ファンの間ではとにかく天然で知られている。彼の天然ぶりが広く知られたのは、2009年11月28日に放送された『EXH~EXILE HOUSE~』(TBS系)内の「新メンバーさん いらっしゃい!」というコーナーだろう。当時新しく加入したメンバーが一人ずつ自分の特徴を紹介するというプレゼン企画で、黒木は自分の特徴を「おっちょこちょい」と書いたつもりが、「おっちょこちゃい」と表記。メンバー、会場共に爆笑の渦に巻き込まれた。一見大人の落ち着いた男性に見えるが、実は天然極まりないというギャップ。知れば知るほどはまってしまう、それが黒木の魅力とも言えるだろう。


■山下健二郎(三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE)


 ダンスにMC、ヒューマンビートボックスと何でも器用にこなしてしまう山下は、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEのお笑い担当。関西出身ということもあり、MCを担当することも多く、パーソナリティを務める『三代目 J Soul Brothers 山下健二郎のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では軽快なトークを聞くことができる。そんな山下は、相手との距離感を掴んだ上でトークをしている。以前放送されていたラジオ番組『Keeo On Dreaming』(FM Yokohama)内でも、こんなことがあった。ゲスト出演したE-girlsのAmiへ三代目J Soul Brothersの岩田剛典が「(『THE NEVER ENDING STORY ~君に秘密を教えよう~』MVの)制服ダンスのとこに出たいとかないの?」と質問すると、山下がすかさず「無理でしょ! おばはんやから、もう」と言い放ったのだ。しかしAmiもそれに対し突っ込み、スタジオに笑いが起きていた。これはAmiとの関係性が築けているからこそなせる技。計算された山下のトークスキルは、EXILE TRIBEの中でも重宝されているのではないだろうか。


■関口メンディー(EXILE・GENERATIONS from EXILE TRIBE)


 個性的なキャラクターで愛される関口メンディーは、自分の容姿を武器にして笑いを取ることも少なくない。2013年11月14日に放送された『ダウンタウンDX 秋の緊急ぶっちゃけ祭』(日本テレビ系)では、そのキャラクターを思う存分発揮していた。番組内のコーナー「芸能界!告発スペシャル」では、メンバーの白濱亜嵐から「実はあの黒い肌は日焼けサロンで手に入れたモノです! ココだけの話、日焼けサロンで定期的に肌を焼かないとすぐに白くなってしまうらしいです。しかも自分以外のメンバーが黒いのが許せないらしく、他のメンバーが肌を焼くと“俺の黒さが目立たなくなるじゃん!黒は俺でしょ!?”とマジギレしています」と暴露されていた。しかし、関口はそれがどうしたと言わんばかりにあっさりと認め、「野球をやって黒くなった」と主張。さらに、「日焼けサロンの店員さんに笑われるんですよね、この風貌で通ってもいいじゃんって思うんですよ」と飄々と答え、スタジオの笑いを誘っていた。関口のように、自らギャップを生み出してネタに変えていくスタイルはEXILE TRIBEの中では珍しい。また、それを何でもないように語る姿にも思わずクスリとしてしまうのだ。


 固定観念にとらわれず、事務所であるLDHの「Love」「Dream」「Happiness」を体現するように様々な才能を発揮しているEXILE TRIBE。正統派だけでなく「ユーモア」という軸に特化するメンバーがいることで、さらに活躍の幅を広げられているのではないだろうか。そして、それが彼らが老若男女問わず愛されている要因のひとつでもあるのだろう。(高橋梓)