「男は女の気持ちをわかっていない」と思ったことがある女性は多いはず。
そこで怒っていちいち不満を言うか、男はそういうものと思って理解するか、どちらに振れるかによって、その後の恋愛の仕方は変わってきます。
開設1年で月間100万PV超の人気ブログ「オトナの恋と女磨きと」の運営者であり、かつて外資系企業に勤めていたリリーさんが執筆した『オトナの恋と女磨きと』(光文社刊)には、そうしたときにどのように振る舞えばいいのか、その一つのケースが説明されています。
■初デートの食事場所でガッカリ…でもそれが当たり前?
男性との初デート、どんな素敵なレストランに連れて行ってくれるのだろうと思ったら、普通のレストランや居酒屋など、まったく期待外れの場所でガッカリ…。「この男の価値はこんなものか」と考えてしまったことはないでしょうか。
しかし、リリーさんはこうした考え方に異を唱えます。
というのも、男性の「レストランの詳しさ」と「男の値打ち」に、相関関係はないから。
そもそも、女性は子どもの頃から食に対してこだわりを持っています。女の子の遊びの王道「おままごと」では、たくさんのおもちゃの料理が並び、その配膳も工夫してきれい。またお店屋さんごっこでレストランを開いたときには、メニューにもこだわりが見られます。
一方、男の子たちはミニカーを延々並べて渋滞をつくったり、戦隊モノごっこをして遊ぶなど、食よりもメカっぽいものが大好き。これは大人になっても変わりません。食よりも「お台場にガンダム出現!」といったニュースの方がワクワクします。
だから、そもそも食については男性に期待を抱いてはいけません。リリーさんは、初デートでは、どんなお店でも200%の笑顔でデートを楽しむことが大事であり、次のデートからは女性がお店を選ぶことをすすめています。
■わかりやすい条件で恋人を探さない
リリーさんは、人との相性で最も重視すべきは「エネルギーレベル」だといいます。
人は考え方や価値観に多少の差があったとしても、そこは目をつぶったり、調整することはできます。しかし、人が持っている「エネルギーレベル」だけは、人に合わせて調整できないというのです。
レベルが違うのに無理して合わせようと頑張ると、自分の中に悪い不協和音が溜まっていきます。会って話していると、どこかモヤモヤしてしまう人。デートからの帰り道に、何とも言えない疲れを感じてしまうのは、おそらくエネルギーレベルが違うから。
女性は、歳を重ねれば重ねるほど、恋愛相手を条件で選んでしまう傾向があるとリリーさん。しかし、わかりやすい条件に頼ってしまうと、付き合い始めてから「あら?」ということにもなりかねません。
そうしたことにならないように、参考すべき部分がある一冊です。
(新刊JP編集部)