全日本F3選手権は9月23~25日に、宮城県のスポーツランドSUGOで今季最終ラウンドとなる第8ラウンドを迎えることになるが、B-MAX Racing team with NDDPから千代勝正が復帰参戦することになった。
千代は8月7日に開催されたスーパーGT第5戦富士の決勝レース中、S Road CRAFTSPORTS GT-Rを駆り2番手を走行していたが、35周目のTGRコーナーでクラッシュ。すぐにマシンから自力で下りたものの、精密検査で胸椎に軽度の損傷が見つかり、全治3~4週の診断を受けていた。
そのため千代はスーパーGT第6戦鈴鹿、そして全日本F3のもてぎラウンド、岡山ラウンドを欠場。いずれも今季ヨーロッパを主戦場としていた高星明誠が代役を務めていた。
出場できない期間のあいだ、千代はじっくりと完治に向け治療を続けていたが、検査の結果完治が認められ、SUGOラウンドへの出場が可能に。全日本F3復帰を果たすことになった。
残念ながら千代はポイントランキング上はすでにチャンピオンの可能性はないが、チームメイトのヤン・マーデンボローのタイトル争いをサポートすることになりそうだ。