世界ラリー選手権(WRC)に参戦しているシトロエンは、2017年のWRCに投入するシトロエンC3 WRCのコンセプトカーをフランス・パリモーターショーで公開する。
このコンセプトカーはシトロエンとシトロエンレーシングの協力により作られたもので、シトロエンは来年1月のラリー・モンテカルロに登場するC3 WRCを強く想起させるマシンだとしている。
その名が示すとおり、シトロエンの新型WRカーは同社のC3をベースに開発されており、市販モデル独特の造形はそのままに、シャシーが55ミリ拡大されているほか、リヤウイングやフロントスポイラーを始めとする空力デバイスが取り付けられているが、リヤウイングの形状など、テスト中の車両と異なっている部分も多い
シトロエンのコーポ―レートマークであるダブルシェブロンは、LEDのデイタイムランニングランプ(DRL)と一体化したデザインが採用されているほか、随所に散りばめられているイエローは市販モデルのC3でも採用されるカラーリングだと言う。
あわせて、シトロエンはC3 WRCコンセプトのアンベイル動画も公開。これは5月下旬にポルトガル・マランで撮影され、製作には“3Dスキャン”のスペシャリストである『ScanLab Projects』が協力している。