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世界的バレエダンサー、オニール八菜 「『緊張感』をコントロールして力に変える」

2016年09月19日 16:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

オニール八菜は意外にも甘いものが好き!
日本生まれの世界的バレエダンサー、オニール八菜(23)。今年5月にバレエ界のアカデミー賞と言われる『ブノワ賞』を受賞し、日本でもニュース番組で取り上げられるなど話題になった。ダンサーとしても女性としても注目される彼女が出演するWebスペシャルムービーがこのたび公開された。バレエ衣装ではなく淡いサーモンピンクのシャツを着た、プライベートの顔をのぞかせる彼女が、気になるボディメンテナンスの仕方などについて語っている。

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公開中のスペシャルムービー『オニール八菜 × 「Chut!5 SIZE」 CHAPTER 5』は、インナーウェアブランド『Chut! INTIMATES(シュット! インティメイツ)』によるもの。


日本人の母とニュージーランド人の父の間に日本で生まれたオニール八菜は、3歳から東京・世田谷の岸辺バレエ・スタジオでバレエを習い始める。2001年に8歳で父親の出身地ニュージーランドへ移住。08年オーストラリア・バレエ・スクールに入学、その後現在に至るまでいくつもの賞を受賞している。


今年5月にバレエ界で最も権威があると言われる『ブノワ賞』に輝く快挙を成し遂げたが、スペシャルムービーで「(ブノワ)賞を獲るとは夢にも思っていませんでしたね」と振り返る。現在は世界的トップクラスのバレエ団であるパリ・オペラ座の第1舞踏手として活躍するオニールだが「(パリに移住して)最初の6か月はかなりタフでしたね。言葉も全然しゃべれなかったし」「イヤだなと思ったときもあったんですけど…」と苦労を明かした。


オニールの逸話でよく語られるのが、09年ローザンヌ国際バレエ・コンクールでのハプニングだ。彼女が踊っている途中で右足のシューズのリボンがほどけて、慌てて舞台袖へ引っ込む事態に。自分でリボンを結び直してから再び舞台で踊り、その結果、見事に優勝したのだ。そんなトラブルにもへこたれない彼女が意外にも「もちろん毎回舞台に出るときは、絶対に緊張しますね」とムービーで告白している。続けて「『緊張感』ってうまくコントロールできれば、素晴らしいものが舞台で出てくる。逆に力になりますね」とは、さすがトップダンサーだ。


さらに意外なことに「食欲すごいんですよ」「甘いものも大好きだし」と笑うオニール。ではどのようにメンテナンスしているのか。彼女によると「(普段は)それだけ動いているので」とあまりメンテナンスの必要はなさそうだ。それだけ普段の運動量は相当なものなのだろう。ただし「あまりリハーサルのない時期や、ケガをしているときは(ボディメンテナンスは)やはりすごく大事ですね。ピラティスであっても、トレーニングであっても」とのこと。彼女はピラティスについて「筋肉がすごくキレイについてきて、自分の身体の使い方がよく分かってくるんですよ。それでバレエの方でも(身体を動かすのが)ラクになったりとか」と効果を実感していた。


「何より大切なのは『楽しみ』」「ステージに立って、自分の世界に入って踊れるときが一番幸せ」「楽しいです、すごい楽しいです!」と生き生きと語ったオニール八菜。この動画に続く「CHAPTER 6」も近日公開予定だ。



(TechinsightJapan編集部 関原りあん)