インディカー第16戦ソノマは18日、カリフォルニア州のソノマ・レースウェイで85周の決勝レースが行われ、ポールシッターのサイモン・ぺジナウ(チーム・ペンスキー)が優勝。悲願の初タイトルを獲得した。15番グリッドからスタートした佐藤琢磨(AJフォイト)は14位でフィニッシュしている。
ペジナウとチームメイトのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)による一騎打ちのチャンピオン争いが繰り広げられた最終戦。ポールシッターのペジナウは、スタートで2番手のヘリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)、ファン-パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)を抑える好スタートをみせ、最初のピット作業までに5.4秒のマージンを築く快走をみせる。
一方、4番グリッドからスタートしたパワーは2番手までポジションを上げた36周目にギヤボックストラブルが発生し、突如スローダウン。コース上にマシンを止めてしまいタイトル獲得のチャンスを失ってしまった。
ランキング2番手のパワーが姿を消したことにより、タイトルをほぼ手中に収めたペジナウは、その後もペースを落とすことなくトップを独走。最終的に2番手以下に3.5秒のギャップをつけトップチェッカーを受けた。
ペジナウは、これで今季通算5勝目を挙げ、自身初のインディカー王座獲得に花を添えた。また、フランス人ドライバーが同シリーズのタイトルを獲得するのも今回が初めてとなる。
2位はグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン)が入り、ホンダエンジン勢最上位を獲得。3位は今季限りでチームを離れると噂されているファン-パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)が続いた。
14番グリッドからスタートした琢磨は、一時8番手までポジションを上げたものの、ルーティンピット後にイエローコーションが出されるなど不運が重なり、14位フィニッシュ。ランキング17位で今シーズンを終えている。