2016年F1シンガポールGP決勝で、フェラーリのキミ・ライコネンは4位だった。
■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=4位
悪くないレースができたと思う。クルマの動きは良かったし、スピードも十分にあった。言うまでもなく、ここではオーバーテイクはきわめて難しいのだが、一度は(ルイス・)ハミルトンのミスに乗じて、彼をパスすることもできた。その後のピットストップで、ポジションを取り返されてしまったけどね。
あそこで順位を失ったのは確かだけど、僕にはどうして彼らが逆転できたのか分からないし、もしステイアウトしていたらどうなっていたかも分からない。あらゆることを見直して、いったい何が起きたのか、どこに改善の余地があったのかを調べないといけない。
今日はスタートの位置から、ひとつ順位を上げてフィニッシュすることができた。だが、もちろん僕らが求めているのはそんな結果ではない。求めているのは、優勝を争う位置にいることであり、そのためにはもう少しクルマを速くする必要がある。
(最後のタイヤ交換をしなくてもソフトタイヤで最後まで走り切れたと思うかと聞かれ)最後まで行けたと思う。ただし、そうした場合に彼らが追いついて僕らを抜くことができたのかどうか、今のところ僕には分からない。
僕らには何かできることがあっただろうけど、後からそれを言うのは簡単だ。彼らにポジションを奪い返された。でもその時点で僕らにやれることはほとんどなかった。