2016年F1シンガポールGP決勝で、メルセデスのニコ・ロズベルグは優勝を成し遂げた。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 決勝=1位
最高の週末だったよ! これまでシンガポールのコースは僕にあまり親切じゃなかっただけに、今日の優勝は特別だ。余計に感激するよ。
予選がうまくいったことで、週末が完璧な形でスタートした。決勝ではいいスタートを決めて、レッドブル2台とフェラーリ2台の前の位置をキープすることができた。去年はこのふたつのチームに太刀打ちできなかったけどね。
終盤は本当にきつかったよ。ダニエル(・リカルド)が賢いタイミングでピットストップをしたんだ。僕がもう一度ピットに入っていたら、彼の後ろでコースに復帰することになったかもしれない。インラップでトラフィックに引っ掛かってしまったからだ。そのため、僕らはステイアウトするのが一番いいと思い、この戦略を選んだ。いい判断をしてくれたチームに心から感謝する。
去年のミスから学び、この明らかにレッドブル向きのサーキットで勝てたのは本当にすごいことだ。僕らのエンジニアリングチームの能力と強みが発揮されたね。
次のマレーシアが楽しみだ。でもとりあえず今夜は優勝のお祝いをしなくちゃ!
(3回目のピットストップを行わなかったことについて聞かれ)トラフィックに引っ掛かってすごく遅いラップになってしまったから、入れなくなった。入ったらダニエルに負けただろう。
ピットストップの後、残り10周か15周のころ、チームから、レース終盤にはダニエルがすぐ後ろまで来ると言われた。だから最終スティントではすべてをうまくやり、いいラップを走らなければならなかった。すごくうまくいった。最後までしっかり管理し、タイヤも持った。
最終ラップに入った時、もうだいじょうぶだろうと思った。ダニエルのタイヤはそのころにはフレッシュな状態ではなくなっていたからね。