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アフロヘアを伸ばし続けて2年 10歳少年がウィッグ3つ分の髪を寄付(米)

2016年09月18日 19:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

2年間髪を伸ばし続けた少年(出典:https://twitter.com/storkpatrol)
他人のために何かできることをしようと思い、それを実行に移すのは思っているほど容易ではない。しかし、米メリーランド州に暮らす10歳少年は違った。確固たる意志を持ち2年間それをやり続けたのだ。今回、少年のおばにあたる女性がツイッターに投稿したことで、少年のしたことが拡散された。

今月11日、10歳少年のおばであるアンバー・リンさんは自身のツイッターに、「甥っ子が、がんで髪を失くした子供たちに寄付するため、2年間も髪を伸ばしていたの」とツイートした。

当時8歳だったトーマス・ムーア君は、母親がFacebookを見ていた時に自分ものぞいてみると、がんで髪を失った少女の動画であることがわかった。その時、トーマス君はある考えを思いついた。それは「自分の髪を伸ばして、がんで髪を失った友達に寄付しよう」というものだった。

それから2年間、トーマス君は髪を伸ばし続けた。アフロヘアを持つトーマス君のフワフワでゴージャスな髪はぐんぐん伸びていった。そして髪の長さが約40センチを超えた時に切る決心をしたトーマス君。バッサリと切ったアフロヘアは、ウィッグ3つが作れるほど十分な量だったという。

長く伸びた髪が暑くて切ってしまいたいと思った時もあったに違いない。それでも意志を貫き伸ばし続けたトーマス君は立派だ。アンバーさんへのリツイートは6万にも上り、トーマス君の行為を称賛するコメントも相次いでいる。

欧米では、抗がん剤治療の副作用で髪を失ってしまった子供たちに、子供自身が髪を伸ばして寄付するというチャリティー精神が存在する。大人たちも、互いを助け合い思いやる精神を子供から学ぶことができるといえるのではないだろうか。

出典:https://twitter.com/storkpatrol
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)