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TOKIO 長瀬とV6 岡田、共通点は大人の色気とお茶目な一面? メガネCMで見せる2人の表情

2016年09月18日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 TOKIOの長瀬智也が「Zoff(ゾフ)」、V6の岡田准一が「眼鏡市場」、各メガネブランドのTVCMに出演中だ。数年前から「メガネ男子」に萌える人が増えているが、今回は長瀬や岡田がメガネをかけたことによって増す魅力とは何かを検証し、2人のメガネ男子っぷりを堪能していきたい。


(関連:TOKIO 長瀬、関ジャニ∞ 丸山、A.B.C-Z 河合…三枚目キャラが開花したメンバーの「ギャップ力」


■今こそにじみ出る大人の色香


 まずは、一般的にメガネ男子が好まれている理由を考えてみた。一昔前までは、メガネ=ガリ勉、オタクなどのイメージがあった。これは「勉強や趣味で目を酷使した結果、メガネが必要になってしまったのかも」という連想がもとになっていたのではないか。


 現在では、メガネをかける=集中して何かに没頭する姿が想像され、1人で黙々と取り組む「クールさ」、熱心に作業を行なう「スマートさ」が際立っているのだろう。


 長瀬は16歳、岡田は14歳と2人とも若くしてデビューしており、なおかつグループの最年少。年上のメンバーから、かわいがられているイメージが強い。また、無邪気で天然なところがあり、屈託なく笑う姿も印象的だ。


 だが、そんなふたりも今や30代後半。大人の男としての色気も、にじみ出るようになった。メガネというアイテムを身につけることで、パーソナルイメージの飾らない笑顔から、クールでスマートな「デキる男」の顔へと切り替わるのだ。


■引き立つ少年の顔にギャップ萌え


 一方で、今回2人が出演しているCMの内容を見てみると、どちらも情けない男を演じているという共通点がある。長瀬は、好意を持つ女性相手に痛恨のミスをし、心が折れた男を熱演。悔しさから、ついメガネを強く握りしめてしまうのだが、すぐに元通りになるフレームの強さをアピールしている。


 また、岡田が演じるのは「まるでかけていないように軽いメガネがあったらいいな」と、サインペンで自分の顔にメガネの落書きをする、お茶目な男性。ふと我に返り「何やってんだろ」とつぶやきつつ、本当に無重力のようなかけ心地のメガネを装着するというもの。


 一見すると2人ともカッコ悪い姿を晒しているように見えるのだが、その飾らない姿がむしろカッコいいと思わせてしまう魅力がある。そもそも、長瀬も岡田も一般人離れした美形。ともすれば、近づきにくさを感じさせる美しさだ。しかし、カッコいいのにカッコつけないのが、この2人らしさとも言えるだろう。


 もともと愛されキャラの2人ではあるが、最近は特に人との距離感がボーダレスになりつつあるようだ。長瀬は、『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)に出演した際、横山裕と練乳キスを披露。罰ゲームにも関わらず、周囲が期待している以上に長瀬が過激な展開を期待している様子が「長瀬は限界を超えると謎のスイッチが入る」と、笑いを誘った。岡田もメンバーのお尻をつかんだり、手を繋ごうとするなどスキンシップが多くなっていることがラジオなどで度々語られている。その頻度の大きさに「さわり虫」「上質な変態」と呼ばれるほどだ。


 クールなメガネ男子から一変、パーソナルな少年っぽさが垣間見えると、そのギャップがよりいっそう引き立つ。メガネの着脱で表情がクルクルと変わる面白さも、この2人ならでは。


■どんなメガネもかけこなす人間力


 黒縁、ハーフリム、縁なし…メガネといっても様々な種類があり、最近ではデザインも豊富だ。カラーレンズでシャープさを強調したり、丸メガネで個性を主張することも可能。メガネによって印象が大きく変わるのは、間違いない。


 長瀬も岡田も、アイドルでありながら日本を代表する俳優として、その実力が高く評価されている。どんなメガネでも掛けこなせるのは、美しい顔立ちはもちろんだが、様々なキャラクターを演じ分けられるからなのではないか。


 長瀬は、今年出演したトークバラエティ番組で「アイドルという概念を持たないようにしてきた」と語っている。アイドルでも俳優でもなく「長瀬というジャンル」で仕事をしているのだそう。


 岡田も演技の道を極めつつも、「目指していきたいのは高田純次さん」と明言するなど、これまでのアイドル像や俳優像にとらわれない、フラットな姿勢を貫いている。


 自分自身という芯の部分はブレずに、求められる場面に応じて柔軟に対応していく姿も、彼らの共通点。レンズの奥に光る鋭い眼光に秘めた想いを聞き出したくなる…それが、メガネをかけた長瀬、岡田の本当の魅力といえるだろう。(佐藤結衣)