2016年F1シンガポールGPの金曜プラクティスで、ハースF1のロマン・グロージャンは22位(ノータイム)/19位、エステバン・グティエレスは10位/13位だった。
■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン フリー走行1=22位(ノータイム)/2=19位
僕らにとって想像できる中で最悪の金曜日だった。午前中は1周も走行できず、午後に入ってからは解決すべき問題が発生した。
ひと言で言って、パフォーマンスゼロだった。シーズンで最も難しいグランプリのひとつを、最悪の形でスタートすることになった。でも明日はまた別の日だ。
(インレットのエア漏れ、クラッシュなどで、アップグレードパッケージを十分に試せなかったことについて)こんな金曜日は初めてだ。F1キャリアの中で最悪の金曜日だよ。午前中はパワーユニットにトラブルがあり、午後には走れたけど、いい感触は持てなかった。ブレーキに問題があって、一貫性がなく、スピンしてしまった。
新しいパーツの比較テストができず、厳しい状況だ。マシンの何が変わったのか分からない。でも僕に合ってないのは間違いない。
アップデートの中には効果を確信できないものもある。チームがデータを分析してくれているけど、明日はいくつか元に戻すことになるかもしれない。
コースのところどころでマシンの挙動がおかしかった。全く予測不可能なんだ。アップデートによる症状なのか、他に問題があるのか、分からない。
(予選Q3進出を狙えると思うかと聞かれ)やってみる。僕の手で魔法を起こせるかもしれない。いい予選にしたいね。
エステバン・グティエレス フリー走行1=10位/2=13位
とてもおもしろい一日だった。今回、いくつかアップデートを持ち込み、その感触をつかむことができて、とても興味深かった。パッケージの力を探ろうとするとき、最初のうちは判断するのが難しい。走行を重ねてできるだけベストな状態に合わせていく必要があるんだ。
FP2に入ってからもセットアップの実験を行った。たくさんのデータを集めることができたので、これから分析する。
ロマンのマシンが走れなかったのは残念だ。分析すべきデータが2セットある方がよかったからね。それでも情報はたっぷりあるから、今夜は分析に集中し、明日、最大の結果を出したい。