2016年F1シンガポールGPの金曜プラクティスで、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは11位/9位だった。
FP1でアロンソは初めてハロをテストした。FP2の最後にはギヤボックストラブルのため、コース脇でマシンを止めなければならなかった。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
フェルナンド・アロンソ フリー走行1=11位/2=9位
ここに来るにあたって、僕らチームはとても大きな期待を抱いていた。そうはいっても、僕自身は最初から、シンガポールが僕らにとって一番のチャンスとは思っていなかった。今後走るサーキットの中で僕らとの相性がもっといいサーキットがいくつかある。
明日、予選Q3に進むためには厳しい戦いを強いられるだろう。フォース・インディアとトロロッソがここではかなり強そうだからね。トップ10の中の最後の3席か4席を賭けて彼らと戦うため、夜のうちにあと0.2秒か0.3秒くらい見つけ出したい。
僕らにとって最大の問題は、グリップが全体的に不足していることだ。明日に向けてダウンフォースをもう少し見つけ出す必要がある。そして1ラップ走行において、タイヤをもっとうまく使えるようにならなければ。このふたつが重要な目標なので、これを達成するためにベストを尽くす。ここはオーバーテイクをするのが楽ではないので、いいグリッドポジションを得ることが大事なんだ。
グリップ不足が一番の問題だ。アンダーステアでもオーバーステアでもない。ただグリップが低い。
ここに来る時、僕らには大きな期待がかかっていたけれど、僕自身はそういう風には考えていなかった。シンガポールよりもっと僕らに合ったコースはいくつかある。鈴鹿、オースティン、アブダビの方が、シンガポールよりずっと相性がいい。
それでも今回もQ3を賭けて戦えると思う。
(F1iからコース上でマシンを止めたことについて聞かれ)ギヤボックスに問題が起きた。チェックして原因を詳しく調べる必要がある。内部で何かが壊れたと思う。でも明日以降には影響ないよ。使っていたのは金曜用ギヤボックスで、明日はモンツァで使ったものを装着するから。
今日は2台そろってトラブルが出た。信頼性が高かったとはいえない。でも土日に問題が発生するよりはましだけどね。信頼性の問題もあるが、あとコンマ数秒見つけることが大事だ。今の時点で10位あたりだから、予選Q3に進めるかどうかぎりぎりのところだ。今週末はフォース・インディアとウイリアムズに勝ちたい。それがここに来る前からの目標だった。
予選でも決勝でも8位か9位あたりを争いたい。明日はもっと速さを見つけられることを願っている。