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嵐、櫻井翔と松本潤がグループのまとめ役に? デビュー17周年記念日に見せたポジションの変化

2016年09月17日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 嵐が、9月15日放送の『VS嵐』(フジテレビ系)にてニューシングル表題曲「Power of the Paradise」のスタジオパフォーマンスを披露した。


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 同曲は、9月14日にリリースした嵐の通算50枚目となるシングルで、リオオリンピック日本テレビ系の中継『リオデジャネイロ2016』のテーマソングに起用された応援ソングだ。この日の番組冒頭では、会期中に櫻井翔が五輪キャスターとしてブラジルを訪れた際、現地の女性から「嵐の櫻井翔」だと声をかけられたことを興奮しながら話す場面があった。櫻井は当初「ブラジルで嵐が人気!」と豪語したものの、話を一通り聞き終わった松本潤が「(知ってる人がいることは)事実かもしれないけど、それと人気があるのは別ですよ」と冷静にコメント。それに対し、櫻井は「俺最初に人気あるって言った? あれ嘘だから」とあっさり認め、そこに二宮和也が「ちょっと期待しちゃったよ」とオチをつけるというやりとりもあった。


 ここ最近、嵐のグループ内ではメンバーの役割分担に変化が起こっている。これまでバラエティ番組で冷静にメンバーを引っ張っていく役割を担っていたのは櫻井だ。しかし、今回のように松本が真面目に回答し、櫻井がボケるというような流れが増えてきているのだ。それを象徴するかのように「Power of the Paradise」パフォーマンス前のタイトルコールも松本が担当。グループは櫻井と松本の2MC体制へと変化を遂げているように映る。


 そして、番組中盤で披露された「Power of the Paradise」は、黒にオレンジのポイントが入ったスポーティーかつラフな衣装でのパフォーマンスが行われた。楽曲冒頭ではグループの中でも抜群の運動神経を持つ相葉雅紀が飛び馬を披露するなど、五輪テーマ曲らしく、また嵐としては珍しいアクティブな振り付けが印象的だった。全体の演出としては円形ステージを火柱が囲う、壮大なステージングを展開。さらに、二宮のボーカルへのヴォコーダーの採用や、大野智の美声が伸びやかに響き渡るコーラスワークも楽曲の雰囲気を盛り立てた。同番組の放送日である9月15日は、嵐のデビュー17周年の記念日でもあり、記念日を飾るにふさわしい華やかなパフォーマンスが披露された。


 嵐が長年圧倒的な人気を獲得している理由の一つとして、常に進化し続ける姿を我々に見せてくれるということが挙げられる。パフォーマンスや楽曲面での新たなアプローチはもちろんのこと、グループが変化し続けることにより、今でもメンバー一人ひとりの動向に関心を抱くことができるのである。櫻井・松本がグループ全体をまとめ、大野・二宮・相葉がパフォーマンスを引っ張っていく。17年目の歩みをはじめた嵐のなかでは、そんな新たな構図が浮かび上がっている。(竹上尋子)