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「奢った飲み代を返して」2週間後に男性からメッセージを送られた女子大生(英)

2016年09月16日 16:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

奢った酒代を返してと言われた女性(出典:http://www.mirror.co.uk)
イギリスでは18歳から公共の場での飲酒が合法となるために、大学生になると同時にパブ通いを始める学生も少なくない。イギリスの文化でもあるパブは、市民にとっては憩いの場だ。グループで飲む場合は、誰か1人がお酒を買う。順番でみんなの分を買う習慣があるため、人数が多ければ多いほど飲む量も増えるというわけだ。

そして、時には全く見知らぬ人から奢ってもらうこともある。カウンターでお酒を買う順番を待っている間にも、見知らぬ他人と親しくなる可能性があるイギリス。話があえば「あ、僕が買うよ」と奢られる幸運に巡り合うこともある。

そんな幸運な経験をした18歳の女子大生がいた。ヨークシャー州バーンズリー出身でリーズの大学に通うアビー・フェントンさんは、大学が始まる前の数日間は夜になると飲みに出ており、その日もシェフィールドのパブを訪れた。



「ヴァイパー・ルームズ(Viper Rooms)」というパブで背の高い男がアビーさんに近付き、「君はとってもゴージャスだ。奢らせて」と告げた。男性にゴージャスと言われて悪い気はしない。アビーさんも例外ではなかったため、ヴォッカ入りのお酒をその男性に奢ってもらった。

そして数週間後、アビーさんのスマホに見知らぬ人からメッセージが届いた。メッセージには「気を悪くしないで欲しいんだけど、奢った飲み代6.5ポンド(約880円)を返してくれないか」というものだった。

アビーさんは思い出せず「ええっと…あなた誰?」と返信したところ、「ほら、数週間前に『ヴァイパー・ルームズ』で会ったリアムだよ。君にお酒を奢っただろ? あの代金を返してくれないかと思って。振込先を言うからそこに返金して。ありがとう」というメッセージが返って来たのだ。

ようやくアビーさんは、このリアムという男性にお酒を奢ってもらったこと、電話番号を交換したことを思い出し、すぐに男性が伝えてきた口座に返金した。その後、その男性からは連絡がないという。

アビーさんが、このやり取りをツイッターに投稿したところ、1万回以上のリツイートとなった。

アビーさんによると「どんな顔だったかも思い出せない」ほど印象に残っていないリアムという男性だが、「でも、あまりいい身なりはしていなかったわ。私は初めて会う人の靴を見る癖があるんだけど、PRIMARK(イギリス一の格安チェーン店)のものだったと思う。だから私に奢ってくれたお金も必要になったんじゃないかしら」と英紙『Mirror』に語っている。

少額の飲み代を返金してほしいと数週間後にわざわざメールをしてくる男性には、誰もが驚き呆れたことだろう。まさに男の器の小ささが垣間見えるようだ。アビーさんにとって今回の件は、リアムさんがある意味一生忘れられない男性になったことだけは間違いないだろう。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)