トップへ

WEC:COTA開幕FP1は1秒に5台の激戦! アウディのジャービスがトップ

2016年09月16日 11:51  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

首位発進となったアウディR18、オリバー・ジャービスの8号車
北米大陸2連戦となるWEC世界スポーツカー耐久選手権の第6戦、アメリカ・オースティン・ラウンドが開幕。オープニングセッションとなったFP1で、オリバー・ジャービス/ロイック・デュバル/ルーカス・ディ・グラッシ組8号車アウディR18がトップタイムをマークした。

 トップタイムを記録したジャービスは90分間のセッション終了間際まで3番手につけていたが、最後のフライングラップで見事にタイムを更新。先行していた2号車ポルシェ919ハイブリッドのニール・ジャニを交わし、1分48秒453のタイムを記録。2号車ポルシェをわずか0.047秒逆転し、僅差の首位となった。

 1分48秒500で2番手となったジャニに続くのは、こちらもセッション終盤にタイムを更新し、トップから0.436差の好タイムをマークしたアウディ7号車アンドレ・ロッテラーとなり、6台がエントリーするLMP1-Hマシン中、5台が1秒以内にひしめく接戦が繰り広げられている。

 ジャービスのチームメイトであるロイック・デュバルとルーカス・ディ・グラッシも、1分48秒中盤でロングランのプログラムをこなし、アウディのセットアップが順調に進んでいることをうかがわせる。

 そのすぐ背後、4番手にはポルシェの1号車をドライブするティモ・ベルンハルトが1分49秒248をマークし、首位からは0.795のギャップにつける。

 一方、トヨタのTS050ハイブリッドは、マイク・コンウェイが1分49秒361の5番手となり、ジャービスからは0.908秒のビハインドとなっている。



 LMP2ではG-ドライブ・レーシングのオレカ・ニッサン05、レネ・ラストが1分57秒フラットでトップタイム。DCレーシングのアルピーヌA460・ニッサン、ネルソン・パンチャティッチが0.613秒遅れで2番手、そしてマノーに復帰したリチャード・ブラッドレーが0.647秒のギャップで続いた。

 そして地元のアメリカで見事に首位発進となったGTEプロクラスのフォードGTは、ステファン・ミュッケの66号車が2分05秒457をマーク。しかし、その後方コンマ5秒以内に2台のフェラーリ488GTE、ジャンマリア・ブルーニのAFコルセ51号車、ダビデ・リゴンの71号車がつけている。


 過去2戦でポールポジションを獲得していたアストンマーティンは、今回のBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)調整措置でエアリストリクターが小径となり、マルコ・ソーレンセンの95号車が4番手となった。

 GTEアマクラスでは、ラルブル・コンペティションで山岸大に変わって起用されたラース・フィリュンとリッキー・テイラーらがドライブするコルベットC7-Rが、最初のセッションで2分7秒412の首位発進となっている。