フォース・インディアのセルジオ・ペレスが、来季契約について発表できる状況が整うのが遅れているが、マレーシアGPの前には明らかにできる見込みであると発言した。
ペレスの将来においてカギを握っているのはメキシコの支援者であり、来年はルノーかウイリアムズに移籍する可能性もあると考えられていた。しかし、最近、フォース・インディアの上層部が相次いでペレスは残留すると発言しており、ペレスは2018年にフェラーリに移籍するという目標を考慮し、フォース・インディアにあと1年残留することが最善の選択肢であるとの結論に至ったのではないかと推測されている。
一時は、シンガポール前に発表を行うとペレスは述べていたが、遅れが出ていることを認めた。シンガポールGPの木曜記者会見で、2017年のプランが明らかになるのはいつごろか、と聞かれ、ペレスはシンガポールGPの週末には発表はないが、次戦マレーシアまでには行う予定だと答えた。
「今週末、僕のプランについて発表したいと思っていたんだけど、少し遅れている」とペレス。
「でも次戦の前には、僕がどこで走るのかを発表できる状況になることを期待している」
何かヒントをもらえませんか、と言われ、ペレスは「そうだね。いつも言っていることだけど、とどまることができれば大満足だ。今いる場所に残ることに、何の問題もないのであればね」と答えた。
フォース・インディア残留を示唆したペレスは、来年への期待をすでに語っている。
「過去を振り返れば、大きなレギュレーション変更があった2014年には、僕は3戦目で表彰台に立った。つまりフォース・インディアには新しい規則に適応する力があるということだ」
「今年が終わる時には(コンストラクターズ選手権で)彼ら(ウイリアムズ)より上に立っていると信じているし、来年はさらに一段、上に登りたい。それは簡単ではないだろうけどね。だってすでにフェラーリ、レッドブル、メルセデスと戦っているんだから。でも僕はチームを100パーセント信じている。今年ランキング4位を獲得できたら、チーム全員にとって大きなボーナスになる」