フェルナンド・アロンソは、マクラーレン・ホンダで優勝することができれば、それは自分のキャリアのなかで最大の成果になると語った。
F1で15年目のシーズンを送っているアロンソは、これまでワールドタイトル2回、優勝32回、2位3位表彰台を合わせて65回、ポールポジション22回を達成している。しかし昨年移籍したマクラーレン・ホンダとは、そのいずれも成し遂げていない
第二期マクラーレン・ホンダでの初優勝を挙げることができれば、それは自分にとって最大の業績になると思うかと聞かれたアロンソは「イエス」と答えた。
「このプロジェクトで初優勝を挙げることができれば、僕ら全員にとってとても大きな成果といえる」
「僕にそのチャンスがあるのかどうかも、ストフェル(・バンドーン)にそのチャンスが訪れるのかどうかも分からない。でも初優勝は、このプロジェクトに最初から携わっていたメンバー全員にとってとてつもない成果だ。去年の冬季テストで他より10秒遅く、初レースのオーストラリアでは5.8秒遅かった。そういったことを経験してきた僕らにとって素晴らしいことだし、心から誇りに思うだろう」
「これを現実にするには、これから数カ月にわたって努力を重ねる必要がある。F1の世界では誰も立ち止まったりしない。だからプロセスの進行を速める必要がある」
「状況はあっという間に変わる。新しいレギュレーションが来年導入されるから、スピードアップして取り組まなければ。のんびりしている余裕はないんだ」
アロンソは、来年序盤の段階でメルセデスとの差を縮めるのは難しいが、今よりトップグループに近づけると考えている。
「(2017年にメルセデスに近づくというのは)相当楽観的な目標だ。ただ、去年同様、今年もたくさんのことを学んでいるから、来年は大幅に改善することができるだろう。それは当然のことだ」
「今年は去年に比べれば信頼性の問題が少なくなった。たくさんの周回を走ることで、多くのことを学習できた。だから来年、パワーユニットは大きく進歩すると期待している」
「また、来年は空力に関して、規則の解釈に関して、未知の部分がある。だから前との差を縮めるチャンスになるだろう」
「来年は入賞し続けるだけじゃなく、もっとずっと大きなものを狙えるようになりたい」