2016年9月15日より4日間、幕張メッセで「東京ゲームショウ2016」が開催中だ。初日の15日には、ブシロードブースにて同社の事業戦略説明会が開催された。ブシロード取締役の広瀬和彦、代表取締役社長の木谷高明、グリー株式会社代表取締役会長兼社長の田中良和、そして司会に声優の森嶋秀太の4名が登壇した。
まずステージには、取締役の広瀬がブースの概要を紹介。ブシロードは様々なコンテンツを持っているが、アプリを中心に現在の状況などを説明した。アプリ「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ炎のカスカベランナー!!」について、国内だけで600万のユーザー登録を突破したと発表。さらにアプリは8月から英語、スペイン語対応版もリリースし、海外に向けて展開を続けている。海外でも『クレヨンしんちゃん』は人気が高く、ヨーロッパやインドなどでもダウンロードされていることを明かした。
他には2周年を迎えた「しろくろジョーカー」や、2015年のゲームショウで発表された「忍たま乱太郎ふっとびパズル!の段」の続報を伝えた。『忍たま乱太郎』では、描き下ろしのイベントイラストや、今後イベントに合わせたSDキャラクターも展開予定。グッズ展開も第2弾となり、好調な様子を見せた。
続く事業戦略発表では、木谷社長と田中社長が登壇。ここでブシロードとグリーの資本業務提携が発表された。新規アプリ「戦姫絶唱シンフォギア」がその第1弾となる。
木谷社長は「ブシロードの持っていないところをたくさん持っている」とグリーの強みを説明したうえで「国内だけでなく海外へも」と今後の期待を語った。対する田中社長は「痛感するのが、IPを生み出す難しさ」と苦労を語り、その「生み出す力」を持っているのがブシロードだと語った
今回の業務提携は、ブシロードのIPを生み出す力と、グリーのシステム運用や今まで培ってきたアプリのノウハウが合わさる形だ。今後の動向が注視される。