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ポルシェ・パナメーラにプラグインHVモデル。EVで50km航続が可能

2016年09月15日 13:21  AUTOSPORT web

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早くも登場するパナメーラのプラグインハイブリッドモデル
この6月に7年ぶりのフルモデルチェンジを敢行したポルシェ・パナメーラに、早くも新しいモデルレンジが登場。10月に開幕するパリモーターショーでワールドプレミアとなるプラグイン・ハイブリッドモデル「パナメーラ4 E-ハイブリッド」で、日本でもショー会期中の10月11日より予約受注が開始される。

 先代のパナメーラや現行カイエンなどにも設定されてきたポルシェのプラグインHVだが、この新型も電子制御式の4WDを備え、電気モーターのみによる航続距離は50kmに達する。それでいて、システム最高出力は約340kW(462PS)/700Nmというポルシェ・ブランドに見合うハイパワーを実現している。

 100kW(136PS)の出力と400Nmのトルクを持つモーターをフロントに2基備える918スパイダー譲りのシステムでは、EVモード時の最高速度も140km/hを実現。ゼロ発進加速から最大トルクを発生するEVの特性を活かし、0-100km加速は4.6秒。エンジン稼働を加えた最高速は278km/hのハイパフォーマンス・プラグインHVとなっている。

 また、システム内では先代のトルコンによる8速ATからついにPDK(ポルシェ・ドッペルクップルング)へと置き換えられたトランスミッションを介して、エンジン、モーターのクラッチも油圧制御から電動アクチュエーター(ECA)に進化。電気機械的に制御されるため応答時間が劇的に短縮され、極めてレスポンシブルな操作性を実現しているという。

 ラゲッジフロアの下部に配置されるリチウムイオン製のバッテリーも、重量を維持したまま容量が9.4kWhから14.1kWhに拡大。普通充電でも約6時間程度で満充電となる(欧州換算参考値)。

 インテリアの機能面では、ハイブリッド専用のディスプレイを備えた「ポルシェ アドバンスド コクピット」や「スポーツクロノパッケージ」が標準装備となり、12.3インチのタッチスクリーンでは、911にも採用されている「ポルシェ コミュニケーションマネージメント システム(PCM)」で、4つのハイブリッドモードのセレクトや、ブーストに使用できる電気エネルギー残量の確認、ドライビングモード選択など、あらゆる情報管理が可能となっている。

 日本市場では右ハンドルのみが販売され、価格は税込1407万円となっている。

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