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レッドブル、今季は大幅アップデートなし。2017年マシン開発に集中

2016年09月14日 13:11  AUTOSPORT web

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レッドブルはリソースを2017年に集中
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、チームのファクトリーはすでに2017年用のマシン開発に全力を注いでいると言う。ただし、今シーズンの今後も小さなアップデートが予定されている。

 レッドブルはルノーエンジンの改善にも助けられ、シーズンが進むにつれて力を増してきた。コンストラクターズ選手権ではフェラーリを逆転し、2位につけている。空力とエンジンのレギュレーションが大きく変更される来季は、序列もシャッフルされる可能性があるため、各チームは2017年向けの開発作業に精一杯の力を注ぎ込んでいる。

「(シンガポールでは)少々のアップデートをする。ファクトリーは全体が2017年に集中しており、(2016年のマシンには)小さな変更を予定しているが、大きなものはもうない」とホーナーが明言した。

 イタリアGPではマックス・フェルスタッペンが5位、ダニエル・リカルドが7位に終わり、バクーで6月に開催されたヨーロッパGP以来の表彰台圏外となった。しかしホーナーは、シンガポールGPからの残り7レースではチャンスがあると、前向きな考えを示している。

「サーキットのタイプが異なるので、強さを発揮できるだろうと期待している。フェラーリにより近づき、モンツァよりも手を焼かせてやろうと思う。モンツァは純粋に馬力を要求するサーキットで、低速コーナーと長いストレートで構成されている。何がどこにあるか、非常にわかりやすい」

「我々は1年前よりも良いポジションにつけているが、まだ差を縮める方策がある。今後は、もっと我々のマシン特性に合うサーキットがあるはずだ。シンガポール、マレーシア、日本、メキシコは、どれもが理論的には我々に合うコースだ」

 スパで批判を受けたフェルスタッペンのドライビングは、モンツァでも話題の中心となっていた。しかしホーナーは、本人は動じていないと語る。

「影響はまったく見られない。彼は様々な経験を積んでいる最中の若いドライバーであり、すべてを受け入れている。成長し、学習してはいるものの、他の18歳と同じで『蛙の面に水』といった状態だ。自分のレースをすることに集中していて、それが彼なんだ。やるべき仕事をやっているにすぎない。誰かが変われと言ったところで、変わることはないだろう」