少しずつ暑さが薄れていくこの時期、女性の着る服も半そでから長袖に変わり…というところで残念がっているオトコたちも少なくないはずです。
しかし、オトコたちはなぜあんなにスケベなのでしょうか。「巨乳」が好きだし、「くびれ」も好き。女性から見れば疑問に思うことばかりなはず。
『コミックエッセイ 脳はなんで気持ちいいことをやめられないの?』(中野信子原案、ユカクマ画、アスコム刊)の中に、そんなオトコたちのスケベ心の秘密を教えてくれる一節がありました。
■なぜオトコは「巨乳」や「くびれ」に弱いの?
全員とはいいませんが、男性は「巨乳」や「くびれ」が大好き。だからこそ、スタイルに自信がない女性は、それだけで自分には魅力がないと思い悩んでしまうことも…。
本書の著者であり、脳科学者の中野信子さんは、こういったオトコたちの嗜好を「健康で優秀な赤ちゃんを産める女性を見極めるためと考えられている」として、本能的なものだといいます。
実際、恋愛をする時の男性の脳は、視覚に関わる島皮質という部分が活発になるそう。
そんな男性が、自然に目で追ってしまう女性の特徴が「ウエストとヒップの比率が0.6~0.7」というものなのだとか。
たとえば「ウエスト59cm、ヒップ88cm」だと、その比率は59÷88=0.67です。これはモデル並の数字ですが、多少ぽっちゃりしていても、くびれさえあれば男性を惹きつける要素を持っていることになるわけです。
だから、モテたい女性は美しいくびれ作りにチャレンジしてみたいところですね。
■エッチで明かりを消したがらないのもオトコの特徴
また、男性は性的興奮も視覚と強く結びついているといいます。
たとえば、エッチの時に明かりをつけるというのは、女性からしたら恥ずかしいことでしかないわけですが、男性はその方が興奮するそう。
彼らは動きにも反応するため、行為の時は髪や胸など、揺れるものを見せると興奮させることができるようです。このあたりも、イザという時に役立つかも!
■でも何でオトコはそんなにスケベなの?
ほとんどの女性は「自分より男性の方が性欲は強い」と考えているはず。これも、男女の脳の違いがもたらします。
脳には、性欲をつかさどる中枢があるのですが、その部分の大きさが、男性は女性の2倍もあるのです。
また「エッチしたい!」という気持ちを湧きあがらせるテストステロンというホルモンの分泌量も、男性は女性の10~20倍と圧倒的。
これでは、男性の方が、性欲が強いのも無理ありませんよね。
脳という観点で男女を比べると、両者の間には思っているよりも大きな違いがあることがわかります。本書を通して男性の脳の性質を把握しておけば、彼らにモテたり、好意を持たれるにはどうすればいいかが見えてくるはず。
ただ、「結婚」となると、彼らには違った嗜好が表れます。そのあたりについても本書に詳しく解説されていますので、恋活・婚活の参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)