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“砂漠のライオン”が進化。プジョー、ダカール連覇へ『3008DKR』公開

2016年09月13日 20:11  AUTOSPORT web

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プジョー3008DKR
プジョーは13日、2017年のダカールラリーに投入する『3008DKR』を公開した。

 今年1月に行われたダカールラリーに『2008DKR16』を投入、ステファン・ペテランセル、セバスチャン・ローブ、カルロス・サインツ、シリル・デプレというメンバーで挑んだプジョーは、ペテランセルの活躍により、1990年以来となる総合優勝を手にした。

 そのプジョーがダカール連覇をかけて投入するのが3008DKRだ。このマシンは来月開催されるパリモーターショーで披露するプジョーの新型SUVをベースに開発されたもの。来年1月のダカールラリーを前に、今年10月のモロッコラリーで実戦デビューを果たす。

 チーム代表のブルーノ・ファミンは「3008DKRは我々の新たな1歩を象徴するマシンだ」と表現する。

「我々の目標は、従来のマシンで弱点だったポイントを改善し、強みをさらに強化することだ」

「それと同時に、新たに設けられた規則にも完全に適合させる必要があった」

 来季はエアリストリクター径が39mmから38mmに縮小されることを受け、プジョーのエンジニアチームは搭載する3リッターV6ターボディーゼルエンジンの低回転域トルク向上に注力したほか、ドライバビリティの向上、サスペンションジオメトリーとダンパーの改良にも取り組んだという。

 プジョーは、あわせて来季のドライバーラインアップも発表。布陣は変わっておらず、ペテランセル、ローブ、サインツ、デプレの4名でダカール連覇に挑む。

 2017年のダカールラリーは2017年1月2日~14日で行われ、ボリビアとアルゼンチン、ダカール初開催となるパラグアイの3カ国を走破する。