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スピルバーグ、『BFG』特別映像でロアルド・ダール&ディズニーをリスペクト

2016年09月13日 12:11  リアルサウンド

リアルサウンド

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 9月17日に公開される『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』より、スピルバーグ監督のコメント入り特別映像が公開された。


参考:動画はこちらから


本作は『チャーリーとチョコレート工場』で知られるロアルド・ダールの『オ・ヤサシ巨人BFG』を、巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が映画化したもの。好奇心旺盛な少女ソフィーと“やさしい巨人”BFGの友情を描く。ソフィーを新人女優ルビー・バーンヒルが務め、“BFG”を『ブリッジ・オブ・スパイ』のマーク・ライランスが演じる。


 本日、9月13日はロアルド・ダールの生誕100周年記念日。このたび公開された特別映像は、スピルバーグ監督が敬愛するロアルド・ダールとウォルト・ディズニーへの想いを語る様子が映しだされている。スピルバーグは長年のダール作品のファンで、中でも『オ・ヤサシ巨人BFG』は、自分の子供たちに読み聞かせるほど親しんでいたと言う。特にスピルバーグが惹かれたのは、ダールが紡ぐダークな核心を持ったおとぎ話。「怖いことを描きながらも同時に救いがあり、誰にとっても恒久的な教訓となる。それはダールが成し遂げた素晴らしい偉業であり、私が本作に惹かれて監督したいと思った理由もそこにありました」と語るように、スピルバーグはかねてよりダールの作家性をリスペクトしていたようだ。


 原作作家のダールだけでなく、スピルバーグがもうひとつ強い想いを寄せているのが、初となるディズニーでの映画化。スピルバーグはディズニーにも、ダール作品に感じられる「ダークさと明るさの組み合わせ」の魅力を感じるのだという。特に『ダンボ』、『ファンタジア』、『白雪姫』、『シンデレラ』などの初期作品にトレードマークとして表れているとして絶賛。「初仕事を誇りに思う」と語っている。(リアルサウンド編集部)