映画『疾風ロンド』の主題歌をB'zが担当することがわかった。
東野圭吾による同名小説をもとにした『疾風ロンド』は、大学の冴えない主任研究員・栗林和幸を主人公にした作品。研究所から盗まれた違法生物兵器を回収するため、スキー初心者の栗林が手がかりのあるスキー場へ向かうというあらすじだ。栗林役を阿部寛が演じるほか、大倉忠義(関ジャニ∞)、大島優子、ムロツヨシ、堀内敬子、戸次重幸、濱田龍臣、志尊淳、野間口徹、麻生祐未、生瀬勝久、柄本明らがキャストに名を連ねている。
主題歌に起用されたのは、B'zによる書き下ろしの新曲“フキアレナサイ”。B'zのファンである吉田照幸監督の希望で彼らにオフォーしたところ、快諾されたことから主題歌への起用が実現したという。
今回の発表とあわせて主題歌を使用した映画の特別映像が公開。映像には滑走するスキーヤーやスノーボーダーの姿に加え、栗林が白衣を羽織りながら走る様子や、スキーに苦戦する姿などが映し出されている。
■B'zのコメント
『疾風ロンド』の原作を読んで、派手で時折滑稽な場面もある活劇のなかに、登場人物が自分の進むべき道を信じ葛藤する気持ちが細やかに描かれているのが非常に印象に残りました。そんな心理状態と、激しく舞う雪を重ね合わせて、この“フキアレナサイ”を創りました。迫力ある映像、ストーリーとともにお楽しみ下さい。
■阿部寛のコメント
主題歌をB'zさんに書き下ろしていただけると聞き、ワクワクしました。サスペンス、アクション、コメディと様々な要素が疾風のごとく駆け抜ける本編の締めくくりは、この楽曲を置いて他に無いでしょう。鑑賞後の爽快感そのままに劇場をあとにできること請合います。
■吉田照幸監督のコメント
僕もこの映画で、サスペンスとコメディの両立に挑みました。その二つの要素を重ねることで個性がでるし、親しみやすさを両立できると信じて作品作りに挑みました。分野は違えど、僕が目指すアーティストの方に素晴らしい曲を書き下ろしてもらい大変光栄です。ただひとつ心配なことが。あまりに印象深い曲なので、劇場を出るお客さんが映画忘れてしまわないかなーと。