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バトン「今年中に跳ね馬と戦えるようになる」。マクラーレン・ホンダ、マレーシアでアップデート導入か

2016年09月13日 09:01  AUTOSPORT web

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ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)とキミ・ライコネン(フェラーリ)
ジェンソン・バトンが、マクラーレン・ホンダは今後も進歩し、今シーズン終盤にはフェラーリと戦える状態になるだろうと前向きな発言を行った。

 イタリアGP決勝を14位で終えたフェルナンド・アロンソは、今後は自分たちとのマシンの相性がいいサーキットがいくつかあり、強さを発揮できるとの考えを示し、「今のマシンのパフォーマンスなら、シンガポール以降はコンスタントに入賞ができるはずだ。たとえばオースティンとアブダビなどでは、トップ5をフェラーリと戦える。そう願っているんだ。僕らにとっては、シンガポール以降は、別な選手権がスタートするようなものだ」と発言した。

 バトンも、今後のアップグレードに期待し、フェラーリを含む、自分たちより上位に位置するチームと戦えるようになると期待している。

「F1では目標を持って戦わなければならない」とバトンはSky Sports Newsに対して語った。
「僕らはこの12カ月、大きな進歩を果たしてきた。今後導入する予定のものを考えれば、今は僕らより上に位置するチームと年末には戦えるようになるはずだ。その中のひとつがフェラーリだ」

「彼らにチャレンジできるようになったら、シーズンの締めくくり方として最高と言える。マレーシアで新たにアップグレードが導入されれば、ある程度パフォーマンスが向上するだろう。赤いクルマと戦えるようになるかもしれない」


 レーシングディレクターのエリック・ブーリエは、シーズン最後まで開発を続けると宣言、さらなるパフォーマンス向上を予想している。

「今後レースをするサーキットでは、(ベルギー、イタリアよりは)純粋なパワーに頼る部分は減り、マシンのよりテクニカルなセットアップが必要となる」

「イギリスから遠く離れた場所で数週間を過ごすことになるが、我々は今も開発を押し進めている。シーズン最後までパフォーマンス向上を目指して努力し続ける」

「モンツァではポイントを獲得できるポジションを走れなかった。それでも週末を通して心強いパフォーマンスを見つけることができた。シンガポールGPでは我々のパッケージの真の能力を発揮できる可能性が高いと期待している」

 マクラーレンにパワーユニットを供給するホンダは、今季中にあと1回アップグレードを導入するものとみられる。現在ホンダには3トークンが残っており、主にICE(エンジン)の向上に取り組んでいる。

 現在マクラーレン・ホンダは合計48点獲得でコンストラクターズ選手権6位。フェラーリはランキング2位の座をレッドブルに奪われ、279点で3位につけている。