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ナチスが残した地雷を撤去する少年兵、史実題材に描く『ヒトラーの忘れもの』

2016年09月12日 20:50  CINRA.NET

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『ヒトラーの忘れもの』 ©2015 NORDISK FILM PRODUCTION A/S & AMUSEMENT PARK FILM GMBH & ZDF
映画『ヒトラーの忘れもの』が12月から東京・シネスイッチ銀座ほか全国で公開される。

デンマークの『アカデミー賞』にあたる『ロバート賞』で6部門にわたり賞を受けた同作。ナチスが埋めた200万個の地雷が残る終戦後のデンマーク西海岸を舞台に、捕虜として地雷の撤去作業にあたるドイツ軍の少年兵たちの姿と、彼らを危険な海岸に向かわせるデンマーク軍の軍曹・ラスムスンの葛藤を描く。脚本は史実に基づいており、海岸のシーンは実際に地雷が埋められていた場所で撮影された。

メガホンを取ったのはマーチン・サンフリト。サンフリト監督の次回作はジャレッド・レト、浅野忠信らをキャストに迎えた『The Outsider(原題)』になる予定だ。なお『ヒトラーの忘れもの』は、昨年の『第28回東京国際映画祭』で『地雷と少年兵』のタイトルで上映され、ラスムスン役を演じるローラン・モラーと、1997年生まれのドイツ人俳優ルイス・ホフマンが最優秀男優賞を受賞した。