トップへ

『アイヒマンを追え!』、クラウメ監督の来日決定 予告編ではバウアーが奮闘する姿も

2016年09月12日 13:31  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2015 zero one film / TERZ Film

 ドイツ映画賞で最多6部門を受賞した映画『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』より、予告編が公開され、あわせてラース・クラウメ監督が来日することが発表された。


動画はこちら


 本作は、ナチス・ドイツのアドルフ・アイヒマンの拘束に関する裏側の真実を描いたサスペンス・ドラマ。1950年代後半のドイツ・フランクフルトを舞台に、ナチスの戦争犯罪を追及する検事長のフリッツ・バウアーが、“アイヒマンは偽名を使い、ブエノスアイレスに潜伏中です”という1通の手紙を受け取り、彼を追っていく様を描く。


 キャストには、『白いリボン』のブルクハルト・クラウスナー、『東ベルリンから来た女』のロナルト・ツェアフェルトを筆頭に、リリト・シュタンゲンベルク、イェルク・シュットアウフ、セバスチャン・ブロムベルクらが名を連ねる。


 このたび公開された予告編では、国家反逆罪に問われる危険を冒しながらもアイヒマンの行方を追い奮闘するバウアーの姿や、バウアーへの妨害、失脚を狙う諜報機関・モサドの人員達の姿が映し出されている。映像は、「狩りはお好きですか?」というアンガーマンの問いかけに、バウアーが「好きだ、悪党を狩るのがな」と答えるやりとりで締めくくられている。


 来日が決定したクラウメ監督は、ドイツ映画祭2016「HORIZONTE」でのジャパン・プレミアへ10月16日・17日の2日間の登壇を予定している。(リアルサウンド編集部)