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神木隆之介主演の実写版『3月のライオン』、第3弾キャストに高橋一生、中村倫也、板谷由夏ら決定

2016年09月12日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

3月のライオン』第3弾キャスト(上段左から)甲本雅裕、中村倫也、尾上寛之(中段左から)高橋一生、神木隆之介、板谷由夏(下段左から)奥野瑛太、岩松了、斉木しげる (c)2017 映画「3月のライオン」製作委員会

 羽海野チカ原作の人気コミックを『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督が実写映画化した『3月のライオン』より、第3弾キャストと公開日が発表された。


参考:高橋一生の存在感が高まっている理由 名バイプレイヤーの“役作りしない演技”から探る


 本作は、すべてを失った孤独な少年・桐山零が、将棋の世界で愛や青春、家族を取り戻す模様を描いた人間ドラマ。主人公の桐山零を神木隆之介が演じるほか、佐々木蔵之介、伊藤英明、加瀬亮、倉科カナ、清原果耶、前田吟、有村架純、豊川悦司の出演が既に発表されている。


 このたび発表された第3弾キャストは、高橋一生、岩松了、斉木しげる、中村倫也、尾上寛之、奥野瑛太、甲本雅裕、板谷由夏の8名。高橋は、零が通う高校の教師・林田高志、岩松は、日本将棋連盟の会長・神宮寺崇徳、斉木は、60歳を越えてもA級で活躍する現役最年長の棋匠・柳原朔太郎、中村と尾上は、零を棋士として一目置いている先輩プロ棋士コンビの三角龍雪と松本一砂、奥野は、零に立ちはだかる新人戦決勝の相手・山崎順慶、甲本は、零の心をかき乱す棋士・安井学、板谷は、川本家を見守る三姉妹の叔母で、プロ棋士たちが集うクラブのママでもある美咲をそれぞれ演じる。


 なお、公開日は、前編が3月18日、後編が4月22日に決定している。


【コメント一覧】


■高橋一生(林田高志役)
大友組の素敵な世界観の中で、原作のように温かく、それでいて映画的な時間を過ごせました。
作品を観てくださった方たちが、どう感じてくださるか、今から楽しみです。


■岩松了(神宮寺崇徳役)
『3月のライオン』に出るんだって話をしたら、原作ファンの知り合いから「この役でしょ?」と即当てられました。
むむ。将棋連盟会長、意外なキャスティングのはずなのに。


■斉木しげる(柳原朔太郎役)
「もう一度行きまーす。」大友さんの声。
十数回続く。
何だかどんどん楽しくなってくる。
そんな感覚は初めてだ。実に不思議だ。
もう演ずるって感じではないな。
さて、どんな風に私は存在しているのだろう。


■中村倫也(三角龍雪役)
悩める天才・桐山くんの周りでわちゃわちゃとしてる愉快な先輩コンビの一角。原作を読んだ時の最初の印象です。
しかし役と向き合っていくほど“軽さがモットー”な棋風ながらどうしても重くなってしまう、
三角という男の美意識の高さと繊細さと優しさを知り、それに共感しながら創り上げることができました。
相方松本くんとの掛け合いに桐山くんが困惑する様を、是非皆さんに楽しんで頂けたらと思います。


■尾上寛之(松本一砂役)
将棋、そして原作が大好きで、大友監督がつくる3月のライオンの世界を生きる事が出来て夢のようでした。
松本一砂を全力で演じさせて頂きました。スミスとの掛け合いを楽しんで頂けたら幸いです。


■奥野瑛太(山崎順慶役)
「将棋を指す」ということが、これほどまで過酷なものだということを今作品で初めて知りました。
テレビでよく見るあの静かな対局の風景からはとても想像できないほど
プロ棋士達は命がけでしのぎを削っているのだなと。
撮影中指す一手一手にその重みを感じ取りながら臨みました。
知力・気力・体力全て振り絞って、盤の上でバチバチに喧嘩しております。
参加させていただきとても楽しかったです。


■甲本雅裕(安井学役)
妻も子供もいるオトナの男の愚れた様を誠実に演じてみました。
御覧になられた全ての方にダメ男と思ってもらえれば幸いです。笑


■板谷由夏(美咲役)
大友組は温かさと緊張感のある素晴らしい現場でした。
あの日々があの台本がどんな映画になるのか、とても楽しみです。


■大友啓史(監督)
一見平凡に見えるようなどんな人にも、必ず人生のドラマがある。
原作の『3月のライオン』は、そんな真実をさらりと感じさせてくれる稀有な作品です。
主人公である桐山零君を取り囲むすべての人物たちが、まるでその人が実在するかのような唯一無二の個性と、頬ずりしたくなるような愛しさを持ったキャラクターばかり。
そんなキャラクターたちを、今回発表されたキャストの皆さんが、映画という限られた時間の中で見事に体現し、零君を巡る物語をより豊かに彩ってくれました。それぞれを主役にしてスピンオフを創りたい、そんな衝動すら覚えます。唯一無二の魅力的な俳優たちが奏でる人生のアンサンブル。映画『3月のライオン』、どうぞご期待ください。


(リアルサウンド編集部)