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全日本F3第14戦:千代に代わり参戦の高星明誠がポール・トゥ・ウィンを飾る

2016年09月11日 19:41  AUTOSPORT web

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全日本F3第14戦 高星明誠(B-MAX NDDP F3)
全日本F3選手権は11日、岡山国際サーキットで第14戦の決勝レースが行われ、ポールシッターの高星明誠(B-MAX NDDP F3)がポール・トゥ・ウィン。今季3勝目を飾った。

 第13戦のウイナーである山下健太(ZENT TOM’S F312)が5番グリッド、ポイントリーダーのヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)が最後尾からのスタートとなり、波乱の展開が予想された第14戦。スタートでホールショットを奪ったのは高星。2番手には阪口晴南(HFDP RACING F312)が浮上した。

 最後尾スタートのマーデンボローは、F3-Nのマシンをかき分け、オープニングラップの1コーナーで5台をオーバーテイク。3周目には8番手まで順位を上げる。

 トップの高星は2番手以下を引き離しつつあったが、後方では牧野任祐(TODA FIGHTEX)、坪井翔(ZENT TOM’S F312)の3番手争い、イェ・ホンリー(KRC with B-Max F315)と石川京侍(TODA FIGHTEX)の6番手争いが激化。

 そのほかのドライバーも、それぞれのポジションで接近戦を展開する。4周目のヘアピンコーナーでは大津弘樹(HFDP RACING F312)と山口大陸(タイロクレーシング 28号)がバトルの末に接触。両者リタイアとなってしまう。

 その後レースは落ち着いた展開になっていくが、レース後半に2番手阪口のペースが落ち始め、阪口、牧野、坪井、山下の4名による2番手争いが展開される。その後方ではホンリーと石川、そしてマーデンボローの6番手争いが激化。オーバーテイクの難しい岡山国際サーキットでドッグファイトを見せるが、最後まで順位の変動はなくチェッカーフラッグを迎えた。

 最初にチェッカーを受けた高星は、終始危なげない走りで勝利。前大会のもてぎに続き、千代勝正の代役を見事に務め上げた。2位にはポジションを守り切った阪口、3位表彰台は牧野が射止めた。

 F3-Nは片山義章(Petit LM Racing)が昨日の第13戦に続き勝利。片山は5月に行われた第5戦、第6戦でも勝利しており、ホームコースの岡山を完全制圧。ポイントランキングでも2位以下を大きく突き放している。