11日、岡山国際サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦レース2で表彰台を獲得した、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が決勝レースを振り返り、喜びを語った。
●国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)決勝レース2:1位
今年も石浦(宏明)さんの調子が良くて、また負けちゃうのかなと不安になっていた部分もあったんですが、岡山でのレースペースには自信を持っていました。5番グリッドからのスタートだったんですが、1周目にタイヤを交換して、その後もチームがサポートしてくれたので優勝でき、満足のいくレースとなりました。
1周目にピットに入った判断は、自分に自信を感じていたという事より、昨日のレース1で5番グリッドからスタートしたドライバーのペースや、何周目にどの程度のギャップがあるか? などを見たうえで、前に出られる可能性があると感じ、それに賭けてみました。
自分も良いペースで走れたので、本当にすべてがうまくいったと思っています。
●中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)決勝レース2:2位
今日は予選が良くなかった時点で、1周目にピットに入ることは決めてたんですが、まさかあのポジションから、国本(雄資)選手がタイヤ交換を行うことは予想していなかった。ただ、国本選手のペースも速かったですし、しょうがないですね。負けました(苦笑)。
石浦選手が終盤とても速かったんですが、なんとか抑えられて良かったですし、クルマのパフォーマンスは週末を通して良かったので、後半戦に向けて弾みがつくと思います。
(国本選手とは)ポイント差がありますが、次のSUGOで差を詰めて、最終戦の鈴鹿では自力でチャンピオンを狙える位置につけられるようがんばりたいと思います。
●石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)決勝レース2:3位
今日は予選からクルマに速さがありました。国本選手のセットアップを参考にさせてもらい、なんとか今日のレース2に間に合わせることができて、決勝のペースもすごく速かったです。
ただ、残念なのはSC(セーフティーカー)が出て作戦がうまく機能しなかったり、ピットアウトの際に野尻選手に抜かれてしまい、(野尻選手に)ペナルティが出るまでの間にずっと前を抑えられたりと、少し運が悪かったなという思いがあって悔しです。
チームとしては、国本選手が去年ずっと悩んでいたことも知っていたし、2台で速く走れるようにチームでミーティングを重ねきた結果、国本選手が優勝できたことや、セットアップを参考にさせてもらえるような環境でレースができることに対してとても嬉しく思っています。