2016スーパーフォーミュラ第5戦岡山レース2の予選でトップ3に入った野尻、石浦、バンドーン。 9月11日、岡山国際サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦、レース2の公式予選。Q1、Q2の両セッションを終えて、ポールポジションを獲得した野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、2番手の石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)、3番手のストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が予選セッションを振り返り、決勝への展望を語った。
●野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING):レース2公式予選ポールポジション
うれしいです。昨日はストフェル選手が優勝して、チームの雰囲気がすごくよい中で、クルマは昨日も充分、ポールポジションを獲れるくらいの速さはあったので、今日も自信を持って走ることができました。
ミスが許されない中で、クルマのパフォーマンスを100パーセント出し切ることができたのかなと思います。
Q2の赤旗後は残り時間が限られていて(残り時間4分47秒)、なおかつ僕が(ガレージの位置の関係もあり)コースインが後ろの方に並んでしまったので、念のために(計測4周目のアタックを)1周早めてアタックしておかないとどうなるかわからなかったので、僕はあの周(計測3周目)にアタックするしかありませんでした。
そうしたら運良く、もう1周アタックに行けたので、アタックに入ったら、2周目もグリップしてくれて、コンマ2秒くらい1周目より削れたかなと思っていたら、想像以上に(コンマ4秒)タイムを削れていて、自分としても、ここまでタイムが伸びるとは思っていませんでした。
チームとして良いクルマ、をストフェル選手が結果を出しているので、僕もどこかで一発かまさないと、と思っていましたし、岡山は僕も得意としているサーキットなので、なんとかここで一番速く走りたいという気持ちがありましたので、スーパーフォーミュラの初ポールポジションが岡山で良かったです。
●石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING):レース2公式予選2番手
昨日の走り出しから(セットアップが)良くなくて、得意の岡山と言われていましたので、なんとか今日のレースに向けて、昨日のレースもテストを兼ねて今日に向けて進めてきたのが、いい方向に行きました。
昨日は国本(雄資)選手がすごく調子がよかったので、僕もクルマの良いところを参考にさせてもらって、今はどちらかが調子が悪くでも、2台揃って一緒に高いレベルに行けるようにチームが機能しているので、それに助けられました。
とりあえず、調子を取り戻すことができて、ホッとしています。この位置からのスタートはチャンスがあるので、決勝も楽しみにしています。
予選Q2のアタックは、赤旗後に計測3周できるので、自分は3周目に合わせて計測2周目を8割くらいで走りましたが、野尻選手の話を聞いて、連続で100パーセントのアタックに入った方が計測3周目にグリップの上がり幅が大きかったのかなと思い、ちょっと失敗したかなと思います。
●ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING):レース2公式予選3番手
昨日もそうだったけど、今日の予選もすごくいいリザルトだと思っています。
チームメイトもポールポジションを獲れて、この週末を通してチームとしての結果がいいので、決勝もすごく楽しみです。
今日も決勝でいいスタートを切って、最後はまた、表彰台に上がりたい。
予選Q2は自分はクリアラップを取りたかったので、計測2周目は前のクルマとの距離を優先させて計測3周目にアタックしました。
※バンドーンはセッション終了後、Q2で安全確認違反があったとして3グリッド降格のペナルティ