抜群のスタートでトップを奪うと、その後は危なげなくトップチェッカー。来季マクラーレン・ホンダからF1参戦する実力を見せつけた。 10日、岡山国際サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の決勝レース1。走行を終えて、スーパーフォーミュラ初優勝を遂げたストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、2位を獲得した国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、3位を獲得したナレイン・カーティケヤン(SUNOCO Team LeMans)が決勝レースを振り返り、明日行われるレース2の予選・決勝への展望を語った。
●ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING):決勝レース1優勝
僕にとってのスーパーフォーミュラ初優勝を、この岡山で飾ることができて最高の気分だ。今週は(来季F1へ昇格するという)嬉しいアナウンスもできているから、本当に勝てて嬉しいよ。
今日は朝のフリー走行から調子が良く、予選でも3位を獲得できた。決勝でもオープニングからトップに立って、その後は周を重ねるごとに少しずつギャップを広げることができた。
とにかくトップでチェッカーを受けることができて最高だ。
●国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING):決勝レース1 2位表彰台
非常に残念です。ああいう形(中嶋一貴への最後尾グリッド降格ペナルティ)でしたけど、1番前からスタートできる状況でした。
しかし、事前に練習していた時とクラッチのバイトポイントが変わっていて、動き出しが遅れてしまい、ストフェル(・バンドーン)選手に前に行かれてしまいました。
そのあと、ストフェルには徐々に離されてしまいましたけれど、原因は分かっているので明日は修正できると思っています。
スタートに関しても、出遅れた理由が必ずあります。原因をしっかりと探して同じ過ちを繰り返さないようにしたいです。明日は予選でポールポジションを獲って、確実に優勝できるよう準備を整えます。
●ナレイン・カーティケヤン(SUNOCO Team LeMans):決勝レース1 3位表彰台
まずはストフェル(・バンドーン)を祝福したい。シーズン初年度からスーパーフォーミュラで優勝を飾り、来季はF1にフル参戦するんだからね。
僕のレースに関しては、いいスタートを切れたと思う。クニモトさんともバトルを繰り広げたけれど、その後は3位を死守することに専念した。レース後半になるにつれ、マシンの調子が良くなっていったから、クニモトさんに追いつけるかもと考えたけれど、ギャップが大きすぎた。
今年はシーズン序盤から苦戦を強いられているが、今日はその苦難を乗り越えて3位を獲得できたことは本当に嬉しい。今後もこの流れを維持できるよう全力を尽くすよ。