全日本スーパーフォーミュラ選手権の第5戦が岡山国際サーキットで開催され、レース1でストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がスーパーフォーミュラ初優勝を飾った。
1大会2レースという特別フォーマットの今大会、これまで同様に1時間の練習走行の後、わずか1時間のインターバルを挟んでRace 1の公式予選が行われた。序盤のチェック走行を終え、各車がアタックに入り始めたタイミングで小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)がダブルヘアピン手前でスピン。これで赤旗中断となり、予選は仕切り直しとなる。
そんな中、フリー走行では6番手タイムにとどまっていた中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が再開後のアタックでトップタイムをマーク。一貴の後でコントロールラインを通過するドライバーは、それぞれ自己ベストタイムは更新するも一貴のタイムには届かず、今シーズン初のポールポジション確定となった。
2番手にはチェッカーラップまでプッシュした国本雄資(P.MU/CERUMO·INGING)が今季ベストグリッド獲得。バンドーンと野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)のダンデライアンの2人が2列目に並んだ。この岡山を得意としている石浦宏明(P.MU/CERUMO·INGING)は、前の車両のトラフィックの影響と、アタック中に前方の車両がコースをはみ出した際に巻かれた砂で滑ってしまい、8番手に終わっている。
3番手には、予選6位からスタートでポジションを上げたナレイン・カーティケヤン(SUNOCO TEAM LEMANS)。カーティケヤンにかわされた野尻は4番手にとどまり、その後ろではこちらもスタートでポジションを上げた中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)と、大祐にかわされていた塚越広大(REAL RACING)が激しいバトルを展開していた。