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Honda MotoGP第13戦サンマリノGP Moto3クラス初日レポート

2016年09月10日 16:31  AUTOSPORT web

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尾野弘樹
2016.09.09 ロードレース世界選手権 第13戦 サンマリノGP フリー走行

[Moto3] トップ10にHonda勢の6台が名を連ねる

2016年9月9日(金)・フリー走行
会場:ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ
天候:晴れ
気温:27℃
コースコンディション:ドライ

Moto3 レポート
Moto3クラスは、昨年、この大会で初優勝を達成したエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)が、1回目、2回目のセッションともにトップタイムをマークし、大会2連勝と今季初優勝に向けて絶好のスタートを切りました。バスティアニーニとGresini Racing Moto3にとっては、今大会はホームGP。地元ファンの期待に応える意気込みです。

4番手にはヤコブ・コーンフェール(Drive M7 SIC Racing Team)。5番手には、ホームGPに闘志を燃やすファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Gresini Racing Moto3)で、今季4回目の表彰台に向けてまずまずのスタートを切りました。

6番手には、前戦イギリスGPで優勝争いに加わりながらもほかのマシンとの接触で転倒リタイアに終わったホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)、7番手にリビオ・ロイ(RW Racing GP BV)、10番手にニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)がつけて、トップ10に6台のHonda勢が名前を連ねました。

14番手にはルーキーのアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)、18番手に尾野弘樹(Honda Team Asia)、19番手にジュール・ダニーロ(Ongetta-Rivacold)。カイルール・イダム・パウィ(Honda Team Asia)は、初コースのミサノに苦戦して、31番手スタートとなりました。

Moto3 コメント
エネア・バスティアニーニ(Moto3 1番手)
「初日の結果に満足しています。午前中のセッションからマシンの感触はよく、速く走ることができました。午後は気温が上がり路面が滑りやすくなりましたが、それでも少し前進することができて、トップをキープすることができました。でもまだ金曜日です。速い選手はたくさんいますし、明日は厳しい予選になります。特に(ブラッド)ビンダー(KTM)はタイムを上げてくると思います。明日の予選の目標はフロントローの獲得です。このサーキットではとても重要です」

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 5番手)
「午前中はあまりいい走りはできませんでした。セットアップは4レース連続でそれほど違いはないのですが、今回は、あまり快適ではありませんでした。しかし、午後のセッションではいつものようにうまくいきました。いい感覚が戻り、いいラップタイムも出せました。明日も前進できるようにがんばります。あとコンマ数秒縮められるようデータを検証したいと思います」

リビオ・ロイ(Moto3 7番手)
「この何戦かは苦戦していますが、今回はいいスタートが切れました。午前中はすぐにリズムをつかめましたし、1分44秒台で走ることができました。あまり調整も必要ありませんでした。タイヤに取り組む時間もありました。細かい部分に集中できたら、それがかなり報われました。このサーキットは狭いので、速いラップタイムを出すためのポジション探しには少し運が必要です。今週末はいいペースを見つけられたと思います。明日の予選でもこの調子でがんばれることを願っています」

尾野弘樹(Moto3 18番手)
「バイクは問題のない状態に仕上がってきました。今大会はFP1を有効的に使いたいと思っていましたが、その通り、タイヤも換えずに連続ラップすることができましたし、いいスタートが切れました。総合では18番手ですが、最後にクリアラップが取れなくてタイムを伸ばせなかったことを考えれば、悪くないと思います。タイムがすごく接近していますし、明日もこの調子でセットアップを進め、タイムを更新していきたいです」