トップへ

アレハンドロ・ホドロフスキー日本未公開作品、『ホドロフスキーの虹泥棒』11月2日より公開へ

2016年09月10日 12:41  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)1990 Rink Anstalt (c)1997 Pueblo Film Licensing Ltd

 アレハンドロ・ホドロフスキー監督作『ホドロフスキーの虹泥棒』が、完成から26年の時を経て、11月12日より日本で公開されることが決定した。


参考:遺産狙いの悪行がなぜ説得力を持つのか? 『後妻業の女』が描く人間の欲望


 『ホドロフスキーの虹泥棒』は、『エルトポ』、『ホーリー・マウンテン』のアレハンドロ・ホドロフスキー監督が、アカデミー賞名誉賞受賞者のピーター・オトゥーレ、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞者のオマー・シャリーフ、『ロード・オブ・ザ・リング』や『スター・ウォーズ』シリーズに出演するクリストファー・リーの3名を起用し、制作した長編第6作目。自分の飼い犬にしか興味がない風変わりな大富豪・ルドルフ(クリストファー・リー)の遺産をめぐり、甥のメレアーグラ(ピーター・オトゥール)やコソ泥のディマ(オマー・シャリーフ)の数奇な運命を描く。


 本作は、アレハンドロ・ホドロフスキーが英国に呼ばれて監督した初のメジャー資本大作であり、1990年にヨーロッパのみで公開されたもののアメリカや日本では完全未公開であった。しかし、今回、ホドロフスキー監督自らの監修によるディレクターズ・カット版(92分・公開当時は87分)が完成し、日本でも公開されることが決定した。(リアルサウンド編集部)