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FIAが声明「F1新オーナーのアピール力でファン層拡大を」

2016年09月09日 16:51  AUTOSPORT web

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FIA
リバティ・メディア社がF1を買収する手続を開始したとの発表を行ったことを受け、FIAがこれを歓迎する声明を出した。一方で、より詳しい情報を得て、今回の契約の影響について協議したいとも述べている。

 7日、アメリカのメディア関連会社であるリバティ・メディアが、F1株式の買収手続きをスタートしたことを発表した。予定している株式をすべて購入し、最終的に支配株主となるのは2017年序盤になるとも予想されている。

 新オーナー誕生がF1におよぼす影響について、FIAは関係者と協議する意向であると表明した。

「F1世界選手権の管理機構であるFIAは最近、リバティ・メディア社がF1の商業権所有者の親会社であるデルタ・トプコをCVCキャピタル・パートナーズから買収するという知らせを受けた」とFIAが8日に発表した声明には記されている。

「FIAは予定された売却の交渉における当事者ではないため、取引に関して提案されている条件についてさらなる情報が伝えられるのを待ち、この契約がFIAの主要選手権のプロモーションにおよぼす可能性のある影響について、全関係者と協議をする機会を持つことを歓迎する」

 FIA会長ジャン・トッドは次のように発言した。
「この買収がFIA F1選手権のプロモーションにどう影響するのかはまだわからないが、スポーツ、メディア、エンターテインメントビジネスといった幅広いポートフォリオを持つ企業がF1に長期的に投資することを歓迎する」

「モータースポーツの運営・管理機関として、リバティ・メディアが上記分野において幅広い知識を持っていることは承知しており、彼らとの緊密なパートナーシップの下でF1をさらに発展させるために取り組み、世界中の新たな世代のモータースポーツファンにF1を紹介できることを期待している」