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K2 R&D LEON RACING スーパーGT第6戦鈴鹿 プレスリリース

2016年09月09日 11:51  AUTOSPORT web

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LEON CVSTOS AMG-GT
LEON RACING

2016 AUTOBACS SUPER GT Round.6 IN SUZUKA 1000km RACE

厳しい戦いを乗り越え、ポイント獲得

8/27(土) 公式予選14:30~ 天候:曇り/晴れ 路面:ドライ 気温:33°C 路温:44°C

 菅生、富士に続く「真夏の3連戦」。最後の鈴鹿は、1000kmとシリーズ戦最長のレースとなる。後半戦に入り、シリーズ争いを占う上で重要なレースになることは間違いない。開幕戦以降、ポイント獲得が出来てないK2 R&D LEON RACING。シリーズランキングを考えると、今回のレースでポイント獲得が求められる事となるだろう。

公式練習 9:20~
 セッション開始とともに、好調さをアピールしたのはマザーシャーシ勢事前のテストから好調だった流れをそのまま引き継いでいるように感じる。しかし、K2 R&D LEON RACINGも負けていない。前戦から性能調整でパワーを失っているが、事前のテストで得たデータをもとにセットアップを行い上位陣のタイムに肉薄するタイムを記録し、2番手で公式練習を終えた。両ドライバーとも予選に向けて、確かな手ごたえを感じている。

公式予選 Q1 14:30~14:45
 Q1は蒲生選手に託された。

 アタックのタイミングを見計らってコースイン。無線で前後の車両との間隔を確認しながら自分のスペースを確保し、アタックを敢行。1'58.923を記録し、上位を独占していたマザーシャーシに割って入り2番手。公式練習で得た好感触が結果に結びつき予選Q1を突破。Q2に駒を進めた。

公式予選 Q2 15:15~15:27
 Q2に黒澤選手が挑む。

 予選開始と共にコースインし慎重にタイヤを温めアタックに備える。上位を狙いアタックするも小さなミスを犯してしまい1'59.484と7番手。ライバル達がタイムを更新する中、黒澤選手も果敢に攻め続けたがタイムを縮めることは出来ず結果は9番手で予選を終えた。明日の決勝は、9番手からのスタートとなった。

8/28(日) 決勝12:30~ 天候:曇り/雨 路面:ウエット/ドライ 気温:27°C 路温:30°C

 雨の鈴鹿サーキット。昨晩から降り始めた雨は止むことなく、コースを濡らしウエットコンディション。予報では天候は回復方向だが予想できない天気。通常なら朝のフリー走行が30分あるが、そのフリー走行が無く、代わりに決勝スタート前に20分間の走行時間が設けられた。雨の降るコンディションの中、黒澤選手がコース状況、タイヤ、マシンの最終確認を行った。

 スタートは黒澤選手が担当する。

 雨は止んだがコースはまだ濡れている難しいコンディションの中、決勝がスタート。スタートの混乱をうまく切り抜けたLEON CVSTOS AMG GTは順位を落とすことなくメインストレートに戻ってくる。難しいコンディションの中、黒澤選手はポジションを落とすことなく順調に周回を重ね28周目にピットインし、給油・タイヤ交換を行い蒲生選手にドライバーチェンジ。しかしエンジンがうまくかからずタイムロスしてしまう。

 全車1回目のピットインが終了した時点でLEON CVSTOS AMG GTは9位を走行し38周目に8位、46周目に7位と蒲生選手の追い上げが始まる。2回目のピットインを行った58周目時点で5位までポジションを上げていた。チームは給油・タイヤ交換を迅速に行い黒澤選手をコースに戻す。

 コースに戻った時点では11位を走行していたが、黒澤選手の安定した走りと他車のピットインなどで順調にポジションを上げていき81周目には6位まで順位を戻した。ここから更なるポジションアップをと思った矢先、大きなクラッシュが発生しセーフティーカーが導入されLEON CVSTOS AMG GTは前車との差を大きくあけられてしまう。

 結果論だが、このセーフティーカーのタイミングがレース結果を大きく左右することとなった。86周目にセーフティーカーがピットインしレースが再開され、87周目にLEON CVSTOS AMG GTもピットイン。3回目の給油・タイヤ交換を行い蒲生選手にドライバー交代しコースに戻る。

 順位を9位まで落としてしまったが、蒲生選手は焦ることなく冷静に周回を重ね一つ一つ着実にポジションを上げていき6位までポジションを挽回する。117周目に4回目のピットインを行い、黒澤選手に交代。ここで、またもエンジンがうまくかからずタイムロスしてしまう。

 コースに戻った時点で9位まで順位を落としてしまい、これ以上ポジションダウンしてしまうとポイント獲得が難しくなる状況の中、黒澤選手はポジションを死守し最後のピットイン。チームはピットストップを最小限にするためタイヤを交換せず、給油とドライバー交代のみ行いピットアウト。蒲生選手にマシンを託す。

 コースに戻った時点では12位とポイント圏外、コンディションの悪いコースを蒲生選手は果敢に攻め前車を猛追する。137周目にポイント圏内の10位までポジションアップ、148周目には8位まで挽回するもここでタイムアップLEON CVSTOS AMG GTは8位でチェッカーを受けた。

 小さなトラブルはあったものの、ドライバー・チームは大きなミスなどせず長丁場を乗り切ったが同時に、ライバル達との差が明確に出た結果となった。

Rd6 鈴鹿を終えて
溝田監督 ・・・
レースは、ドライバーもチームも大きなミスが無く開幕戦以来のポイント獲得となり、ほっとしています。今回のSuzuka1000kmは、5回のピットが義務付けられた6スティントレースで、事前に色々準備をして挑んだのですが十分ではありませんでした。途中、セーフティーカーが入り、その時点で3回のピットを済ませていたクルマが上位に残りました。今まで、セーフティーカーに助けられていましたが今回は味方してくれませんでした。次のタイ戦では、全てを味方に出来るよう頑張ります。

黒澤選手 ・・・
今回の鈴鹿レース、持ち込みから車のバランスは良く好感触で走れました。予選では少しプッシュし過ぎてしまい、コンマ数秒を失ってしまいました。レースはチームもミスなく戦わせてくれましたが力及びませんでした。次戦は海外戦になりますが、自分自身も力を付けてチーム皆で力を合わせミス無く戦い更に上でのゴールを目指したい思います。

蒲生選手 ・・・
車のバランスは良く、予選はプッシュすることが出来ました。レースでは、小さなトラブルで少しずつタイムロスしてしまいセーフティーカーのタイミングで大きく離されてしまいました。最後までギャップを縮めようと頑張ったのですが、ダメでした。でも大事なレースで完走しポイントが取れたので良かったです。残り3戦、全戦でポイント獲得できるよう頑張ります。