2017年にF1活動を休止することを発表したマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンが、来年のプランについて語った。
イタリアGPの週末、マクラーレン・ホンダは、来シーズンのレースドライバーはフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンが務めると発表した。チームはバトンとは2年契約を新たに結び、彼がリザーブとしてチームにとどまり、マシン開発に携わり、アンバサダーとしての役割を果たす一方で、2018年にはレースに復帰する可能性もあることを明らかにしている。
来年、バトンは何戦かは現場を訪れるものの、今よりは自由な時間を満喫できることになり、この新契約を「夢のようだ」と述べている。
来年のプランについてSky Sportsから聞かれたバトンは、「今後、カートをやるのは間違いないし、ラリークロスもやると思う。大好きなカテゴリーなんだ」と答えた。
「レースで忙しい生活をしているが、レースを楽しんでいる。(イタリアGPでは)12位完走に終わったけれど、それでもすごいレースをしたと思う。1周目に最後尾から落ちてから、戦いながら順位を上げていった。楽しかったよ」
「このスポーツでそういうことを楽しむ気持ちは依然としてある。でも今シーズンを終えたら、少しリカバーする時間が必要だ。自分のスケジュールで動きたいと考えている」
「7歳のころからモータースポーツが僕の人生だった。世界一の職業だ。でも世界一の職業についていたとしても、休みは必要だ。だから自分の時間、家族と過ごせる時間をこれから持つことができるのはうれしい」
「来年の3分の2を過ごしたあたりで、僕自身にレースをしたいという気持ちがあり、チームも僕を望んでいるようなら、2018年にはレースに出る。完璧な状況だよ。F1で長くレースをしているドライバーなら誰だって、これ以上ないほどの夢のような契約だと思うはずだ」
チームのパートナー、エッソのイベントでバトンは、アロンソ、バンドーン、ミカ・ハッキネン、デイビッド・クルサードと共に、アロンソの所有するカートコースでレースを行った。このレースをして、カートでもっと走りたいという気持ちが高まったという。
「興奮がよみがえった。今後12カ月の間に、もっとカートに乗るつもりだ」とバトンは語った。