アメリカのメディア関連会社リバティ・メディアがF1を買収することにより、チームはF1の株式を獲得する機会を得られる見込みだ。
7日、F1の株式を取得することで合意したとリバティ・メディアが発表、新会長にチェイス・キャリーが就任、バーニー・エクレストンはCEOの座に留任することも明らかにされた。
買収の第一段階として、リバティ・メディアはすでに18.7パーセントの株式を取得、完全に経営支配権を取得する手続を終えるまでには数カ月かかるとみられている。
今回の契約には、チームが新しい構造の中でF1株式を購入する機会を認める条項が含められる予定だ。
今のところチームはいかなる形でもF1株式を保有してはいない。以前CVCから株式購入の機会が提供されたものの、提示価格で折り合いがつかなかったといわれている。
リバティ・メディアは買収に関する声明において「チームはF1への投資に参加する機会を得ることになる。投資に関する詳細な条件は後日合意される」と述べている。
「既にいくつかのチームが、株式取得完了後にF1に投資することに興味を示している」
リバティ・メディアがF1買収を完了するには、重要な条件をクリアしなければならない。いくつかの国の独占禁止法を所轄する機関による許可と承認、FIAを含む特定の第三者機関の同意と承認が必要となる。
FIAはF1株式の1パーセントを保持しており、いかなる契約に関してもFIAの同意を得なければならない。