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風景の中にある時間性に目を向ける、写真展『朝海陽子―生成する風景』

2016年09月08日 17:51  CINRA.NET

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『The End and the Beginning』, 2016 ©Yoko Asakai Courtesy: MUJIN-TO Production, Tokyo
写真展『朝海陽子―生成する風景』が、9月17日から栃木・小山市立車屋美術館で開催される。

1974年に東京で生まれた写真家・朝海陽子。大きな自然の流れの中に日常の時間があるという観点から、重層的に風景を捉えようとするアプローチで作品を制作している。

同展では、2011年に青森・青森公立大学国際芸術センター青森での滞在時から始まった「風景」を撮影したシリーズを展示。1本の川を撮影した最新作のシリーズに加えて、風向風速計の道路標識に表示された方位と数値を撮影した『Passage』シリーズや、潮の干満を撮影した『pace』シリーズ、航法技術に着想を得た『wayfinding』シリーズが展示される。

会期初日の9月17日にはオープニングセレモニーとアーティストトークを開催するほか、会期中には朝海を講師として迎えたワークショップ『風景の中のできごと』などを予定。詳細は小山市立車屋美術館のオフィシャルサイトで確認しよう。