かつて世界グランプリで唯一日本のレギュラーチームとして参戦していたTSR。鈴鹿8耐での優勝経験もあり、今季初挑戦した世界耐久ル・マン24時間で3位表彰台を獲得した。そのTSRが来季は世界耐久選手権にフル参戦することを発表した。
『2016-2017シーズン』と名付けられた新シーズンは、2016年9月17、18日に行なわれるフランスのボルドール24時間耐久が開幕戦となる。全6戦で戦われるシリーズの最終戦が、2017年の鈴鹿8耐になることはすでにお伝えしたとおり。ホンダ、ブリヂストン、との協力を得てTSRは世界耐久のチャンピオンを目指す。
藤井監督は「長年、多くの協力をいただいているF.C.C.とブリヂストン、そしてホンダと共に、メイドインジャパンのハードを使ってチームジャパンとして再び世界に挑みます。世界グランプリに参戦していたころにも世界耐久参戦へのあこがれはありましたが、やっとそれが実現することになりました」とコメント。
そして、第3ライダーには伊藤真一を新たに加えることも発表した藤井監督。「今回の開幕戦であるボルドール24時間耐久レース参戦にあたり、第3ライダーを伊藤真一とすることを決めました。鈴鹿8耐で我々と共に優勝した経験もある伊藤真一。耐久レース参戦にあたり、50歳という年齢のライダーが持つ多くの経験は、開幕戦の我々のチャレンジに大きな力となってくれるでしょう」と語る。
伊藤真一と共に24時間の耐久レースに臨むのは渡辺一馬とダミアン・カドリン。決勝は9月17日の現地時間15時にスタート。18日の15時にゴールする予定だ。