ドラマ『ミュージアム -序章-』が10月13日にWOWOWで放送される。
『ミュージアム -序章-』は、小栗旬主演で11月12日から公開される大友啓史監督の映画『ミュージアム』のアナザーストーリーを描く作品。映画とは異なるスタッフ、キャストで制作され、「私刑」の名目で雨の日にだけ残虐な猟奇殺人を繰り返す「カエル男」が、映画のストーリー以前に仕掛けた「私刑」が明らかにされる。
様々な殺人事件を取材する主人公のジャーナリスト・九堂仁を演じるのは三浦誠己。九堂は娘をカエル男にさらわれ、娘を救うためにカエル男が下す理不尽な指示に従いながら、次第に追い詰められていく、という役どころだ。
メガホンを取ったのは『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』シリーズや『貞子vs伽椰子』などを手掛けた白石晃士。脚本は白石と、『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』などの高田亮が手掛ける。予告編ではPOVを取り入れたカメラワークやカエル男の姿などを確認することができる。
主演の三浦は、撮影時に苦労したことを問われ「全部です(笑)。一番苦労したのは、リアルと最低限の説明条件のサジ加減を、どの辺にするかというのは部分でした。役柄については、予定調和にならないように、少し危険で投げやりな、破壊的な匂いを残しながら愛情深い男にしたいなと努めました。最後の最期まで読めなくなってると思います」と明かしている。
なお同作は、10月1日からWOWOWメンバーズオンデマンドで先行無料配信。また10月14日からGYAO!でも配信される。配信版は1話約15分の全4話構成となり、WOWOWでは4話分を再編集して1つの番組にしたものを無料放送する。
■三浦誠己のコメント
現代の我々は沢山の映像に触れています。言い方を変えれば、現代の我々は沢山の映像に侵されています。「自撮り」「盗撮」「ドキュメント」「ニュース映像」「ドラマ」「映画」etc。演技においての方向性やジャンルも多岐に渡ってきました。まず、今現在、映像作品に侵されていて、演技に侵されて暮らしている事を皆様が感じて観て頂けたら嬉しいです。コレは挑戦映像作品です。是非!
■白石晃士監督のコメント
愛のために、おぞましく非情なバイオレンスを実行しなければならなくなった男の悲哀を描くと同時に、愛を伝えることの美しさを描く娯楽作品を目指しました。
愛する恋人や家族を思い浮かべながら「自分だったらどうするだろう」と見ていただくと、よりハラハラして楽しめると思います。