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デリケートゾーンの悩みを698人にリサーチ

2016年09月08日 00:02  オズモール

オズモール

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【毎週水曜日 6:00 更新】
20代後半から増えてくる、体や肌の悩み。中には、気になってはいても周りに聞けないなんてことも。そこで、みんなが気になる悩みを調査。プロの先生に悩みの解決策を教えてもらいましょう。不安や悩みを少しでも減らせたらきっと明日は楽しくなるはず。




◆デリケートゾーンに悩みがあると回答した方は80%以上



今回はなかなか人に聞きづらい女性のデリケートゾーンの悩みについて、オズモール読者にアンケートを実施。「デリケートゾーンの悩みある?」のクエスチョンに対して、「ある」と回答した女性が81%もいることが判明。具体的には、「かゆみ」「ムレ」に続き「ニオイ」。さらに「黒ずみ」「毛の量と形」という結果でした。海外では、身体の他の部分と区別してケアするほど重要と考えられているデリケートゾーン。今回の記事は、「ニオイ」「ムレ」に焦点をあててその原因と正しい対策を専門医師にインタビューしてきました。


◆“デリケードゾーンとにおい”専門の医師にインタビュー
「ニオイ」「ムレ」の原因は?

画像出展元:PIXTA

上田先生
「おりもののニオイに悩む女性が多いのではないでしょうか? デリケートゾーンのニオイの原因は、まずは細菌性膣炎などの病気が考えられます。膣内にはデーデル桿菌という善玉の常在菌がいて、ニオイの原因となる細菌の繁殖を防いでいます。正常の膣のニオイというのは、すこし酸っぱいミルキーなニオイです。過度な膣内洗浄、ストレス、体調不良、抗生剤の服用などで免疫力が低下すると、デーデル桿菌が減少してしまい、細菌が繁殖して魚が腐ったようなニオイがします。デリケートゾーンは構造上汚れがたまりやすい部位でので、きちんと洗っていない場合も垢などがたまってニオイの原因になります。」「デリケートゾーンのムレの原因はいくつかあります。例えば、きついストッキングや下着、しめつけられるようなパンツなどの洋服、生理中のナプキンなどが考えられます。重ね着する季節は特に注意が必要です。また、太り気味の方は間擦部(皮膚どうしが擦れる部分)が多くなってムレる事もあります。ムレはニオイとも関係しており、ムレる事で細菌が増殖してニオイを発生させるので、ムレもニオイも解決するのは通気性のよい自然素材の衣服にすることが大切です。例えば、綿、麻、シルク素材などを選ぶとよいでしょう。生理の時は、布ナプキンを使うのがおすすめです」


【自分でできる対策法】アンダーヘア、ヒダ(外陰部)の洗い方

画像出展元:PIXTA

上田先生
「デリケートゾーンのお手入れ方法は、お湯をかけながら指の腹を使って、ヒダ(外陰部)の間までやさしく洗い流すのが大事です。その際は、あまりこすらないよう気を付けてください。どうしても気になる場合は、デリケートゾーン用の洗浄剤又は少量の石鹸をよく泡立てて優しく包み込み、なでるように洗いましょう。洗浄剤はすすぎ残しのないようにしっかり洗い流すこと。洗いすぎやすすぎ残しは、皮膚を傷つけたり皮膚の正常な細菌叢を破壊したりして、逆にニオイが悪化することがあるので要注意。また、膣内は原則洗わないようにして下さい。シャワートイレやお風呂のシャワーで膣内を洗うことも避けましょう。どうしても!というときは、市販の膣内用の洗浄液(浣腸液みたいなもの)や外陰部専用のふき取りシートなどを使うことをおすすめします」


【専門家の手を借りるなら】外陰部のニオイは脱毛、ボトックス、ミラドライで対策!



上田先生
「ニオイの原因となる部位によって提案する治療法は変わります。膣炎が原因なら、抗生剤の治療に。V・Iラインからのニオイが原因なら、1つ目に「脱毛」で解決するという方法があります。アンダーヘアの脱毛をすることでムレの原因を無くし、ニオイを発するものの付着を防いで患部を清潔に保ちます。2つ目に「ボトックス」を注射して解決する方法が。ボトックスには汗の量を減らす効果があるので、汗が原因のニオイやムレは軽減させることができます。もし裾ワキガがある場合は、脇と同じようにワキガのニオイに汗がプラスされ、アンダーヘアーに付着することでより拡散しやすくなっています。そのため汗を止めることで裾ワキガのニオイも軽減できます。さらに、裾ワキガのニオイを改善するためには、「ミラドライ」などの制汗治療機器や手術でアポクリン腺を消失・減少させる方法が効果的です」


【おすすめのアイテム】甘いフローラルの香りで女力をあげる

写真左から、外出時にも便利な拭くタイプ「ラクタシードR フェミニンシート」/バスタイムのお手入れに専用ソープ「ラクタシードR オールデイ ケア」

上田先生へのインタビューで分かったように、デリケートゾーンは専用ソープでケアすることが大切です。そこで紹介したいのが、膣を守るpH値に調整された専用ソープ「ラクタシードR オールデイ ケア」。天然由来保湿成分の乳清(ホエイ)と乳酸配合で悩めるデリケートゾーンを優しく守ってくれるから安心。甘いフローラルの香りに包まれて、心も体もリラックス。少しでも悩みが解消されたら、きっと少し自信が取り戻せるはず。



監修医師/キュアクリニック恵比寿院長・上田弥生先生

産婦人科専門医。2015年11月16日にデリケードゾーンとにおいの専門治療クリニック「キュアクリニック恵比寿」を開業。主に膣のエイジングケア、ニオイや尿漏れの診療及び治療に定評がある。完全予約制―http://cure-clinic.com/



ライター/美容医療専門美容家・平野香奈絵(ビューズ所属)

自身のスキンケアやサプリメントはすべてドクターコスメ。毎月の肌メンテは美容クリニックへなどブレない美容のこだわりからブログなどで紹介するとたちまち問い合わせが増えるほど。常に消費者目線に立った情報が支持されている。個人の活動では、国内唯一の美容医療に特化した美容家として、化粧品や健康食品等のプロデュース、監修も行なう。