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KTM MotoGP第12戦イギリスGP Moto3クラス決勝日レポート

2016年09月07日 13:21  AUTOSPORT web

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#41 ビンダーと#64 ビンドシーダー
2016MotoGP第12戦イギリス
ビンダーが今季4勝目
ビンドシーダーは初の3位表彰台

『2016MotoGP/第12戦イギリス・シルバーストーン』。小排気量クラス/Moto3ではRed Bull KTM Ajoから参戦した#41Brad Binder(ブラッド=ビンダー)は優勝、今季4勝目をマーク。チームメイトでMoto3ルーキーの#64Bo Bendsneyder(ボー=ビンドシーダー)は初の表彰台獲得なる3位でレースを終えました。

 今大会はレースウイーク突入とともに、不安定な天候とも戦わなければなりませんでした。ビンダーは予選5番手のタイムでしたが、3番手のタイムをマークしたビンドシーダーが、予選中のスロー走行ペナルティで降格。ビンダー4番手、ビンドシーダー5番手からレースがスタートしました。

 スタート後からビンダーは、順位を入れ替えながら激しいバトルを展開するトップグループの中心的存在でした。そのバトルは最終ラップまで続き、誰が勝利してもおかしくない状況でした。ビンドシーダーはスタートで8番手に付けるとすぐに6位にポジションを上げ、以来トップグループに加わっていました。そしてラスト3周でスパートをかけビンダーに次ぐ2位に浮上。そしてファイナルラップ、ビンドシーダーはビンダーをかわしてトップに。しかしターン7でビンダーがビンドシーダーをかわし再びトップに、ビンドシーダーは3位に順位を落としチェッカー。ビンダーは今季4勝目をマークし、ビンドシーダーはキャリア初の3位表彰台を獲得しました。

ビンダーのコメント:
「ターン7でライバルたちをパスすれば、続くストレートでは誰も自分をパスできないことを、終盤に何度か試して分かっていた。またその作戦を成功させるには、ターン7の前までに誰かが自分の前に出てトップを走っている必要があった。そんなときビナイ(ビンドシーダー)がターン2でトップに出た。作戦は上手くいった。もちろんそれを成功させるためにはチームの努力があったからだ。チームに感謝したい」

ビンドシーダーのコメント:
「終盤、タイヤがタレてしまったが、それでも速いペースを維持できた。ファイナルラップでビンダーを抜くことができたが、彼がチャンピオンシップで首位争いをしていることは十分に理解し、そこで自分が何をすべきか分かっていた」

次戦/第13戦は9月11日(日)にサンマリノ・ミサノで開催されます。