全日本ロードレース選手権(JRR)で6度のタイトルを獲得している中須賀克行が、10月14日~16日にツインリンクもてぎで行われるMotoGP第15戦MOTUL日本グランプリにワイルドカード参戦する。
今季もJRRの最高峰、JSB1000にYAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦している中須賀。昨年の第2戦から今年の第5戦まで10戦連続でポールポジションを獲得するなど、圧倒的な強さをみせており、今季も自身7度目のタイトル獲得へ向けて、ランキング首位につけている。
また、7月末に行われた鈴鹿8時間耐久ロードレースでは、MotoGPで活躍するポル・エスパルガロやアレックス・ロウズとともに参戦。ヤマハに通算6回目、2度目の連覇達成に貢献した。
そんな中須賀がMotoGP日本グランプリへ参戦する。参戦チームはYAMALUBE YAMAHA FACTORY RACING TEAMで、マシンは自身も開発に携わった『YZR-M1』だ。なお、中須賀のMotoGP挑戦は通算7回目、日本グランプリへの出場は2012年から5年連続となる。
中須賀は「今回も引き続き、開発評価という役割を担っての出場になりますが、世界最高峰のライダーとマシンを相手にどこまで戦えるか、年に一度の腕試しとして、全力でチャレンジします」と抱負を語っている。
「昨年の日本グランプリでは、(2015年の)鈴鹿8耐で組んだエスパルガロ選手、(ブラッドリー・)スミス選手とバトルできましたが、今年も彼らと同じ位置でバトルすることが目標です」
「ファンの皆さん、ぜひ、会場に来て応援してください。そして一緒に日本グランプリを盛上げましょう」
中須賀のワイルドカード参戦により、ヤマハは5台体制で今季の日本グランプリへ挑むこととなる。