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アニッシュ・カプーア個展、作品の「気配」が立ち昇る展示構成

2016年09月06日 21:31  CINRA.NET

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アニッシュ・カプーア『Clip』2016 年 ステンレス 150×75×41cm 協力:スカイザバスハウス
アニッシュ・カプーアの個展が9月9日から東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催される。

1954年にインド・ムンバイで生まれ、現在はロンドンを拠点に活動するアニッシュ・カプーア。1991年に『ターナー賞』を受賞したほか、2012年のロンドンオリンピックでは記念モニュメントを設計した。また昨年にフランス・ヴェルサイユ宮殿で個展を開催するなど、国際的に活動している。

今回の個展では、展示作品がシルバーや黒などモノトーンの作品でまとめられ、作品の「気配」が立ち昇るような構成になっているという。会場では、黒色が広がる作品や角度によって複雑な映り込みを見せる球体の作品といった彫刻類を中心に、細長い形状の和紙に抽象的なイメージを描いた平面作品などを展示。さらに、カプーアの作品構想におけるスケッチのような存在である、20分の1スケールで制作された建築模型『Void Pavilions』シリーズも紹介される。