F1レースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、自身がFIAから離れ、チームに加入するという噂を否定した。
イタリアGPのパドックでは、ホワイティングがチームに売り込みをかけていると話題になっていた。しかし、1988年にFIAの技術部門責任者としてFIAに加入し、現在64歳になるホワイティングは、それらの噂を全面否定している。
「くだらない作り話を耳にしたよ。まったく根拠のない話だからね」とホワイティングは笑い飛ばす。
「現在の仕事には完全に満足しているし、チームに売り込むようなことも、ありえない。仮にしたとしても、パドックのなかですることではない」
「友人が、テレビで『今年中に現場を離れる。休暇をもらったあとに、どこかのチーム代表に就任する』と言っていたと教えてくれたんだ。まったく、わけがわからない」
現在FIAでセーフティディレクターを務めるローラン・メキースが今シーズン末にホワイティングのアシスタント職に就く予定で、オブザーバーと副レースディレクターを兼任しているハービー・ブラッシュが退任する予定になっている。
「ローランは、今年我々と行動をともにしながら業務を学んでいる。通常どおりにね。非常に喜ばしいことだ。彼は素晴らしい人物だし、エンジニアリング経験も豊富で覚えも早い。我々も将来に向けて動かなければならないんだ」
なおホワイティングは、この先は自身のポジションが注目を浴びるようになると感じているようだ。
「人々が我々の仕事を知りたがっているということもある。いずれにせよ、いまは昔のようにジャーナリストが1日ごとに話題を作るのではなく、多くの噂話が作られては、すぐに話題になってしまう時代なんだよ」