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ハミルトンがかつての同僚を賞賛「ジェンソンのF1デビューは今でも覚えている」

2016年09月05日 19:11  AUTOSPORT web

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かつての同僚バトンを賞賛するハミルトン
ジェンソン・バトンが2017年にサバティカル休暇を取ることを発表した後、ルイス・ハミルトンはかつての同僚がF1に与えた影響は“並外れている”と認めた。

 バトンは今シーズンの終わりにマクラーレンのレースシートを離れ、来シーズンはストフェル・バンドーンがフェルナンド・アロンソとコンビを組む。

 マクラーレンと2年間のアンバサダー契約を結んだバトンは、オプションの行使により36歳になる2018年にレースシートを獲得することができる。

 2010年から2012年までマクラーレンでチームメイトだったハミルトンは、バトンが“並外れたイギリス人チャンピオン”だったと語った。

「ジェンソンがF1デビューした週末のことは今でも覚えているよ。僕の夢だったことを彼がしているのを、父親とベーコンサンドを食べながら見ていたんだ」

「彼は17年という極めて長い時間、F1にいる。そして彼は本当に素晴らしい成功を収めてきた」

 18歳のマックス・フェルスタッペンが頭角を現し出した一方で、35歳のフェリペ・マッサや36歳のバトンが身を引き始めたのを受け、ハミルトンはF1において世代が変わりつつあると認めた。



「先日、ドライバーブリーフィングでこんな冗談を言っていたんだ」

「僕の隣にはマックスがいて、その隣にはジェンソンとフェリペ(マッサ)がいたんだ。そこでジェンソンがマックスに『僕がデビューしたときに君は1歳だった』って言ったんだ。クレイジーだったね(笑)」

「でもジェンソンはまだ若いし、健康だし、元気だ。だから僕は彼の幸運を祈ってる」



 2009年にブラウンGPで衝撃的なタイトルを獲得した後、バトンはディフェンディングチャンピオンとしてマクラーレンに加入したが、多くの人々が当時いわば“チーム・ハミルトン”だったマクラーレンでのバトンの苦戦を予想していた。

 しかし、バトンはオーストラリアGPと中国GPでマクラーレンに2010年シーズン最初の2勝をもたらした。

 結局ハミルトンはこのシーズン軌道に乗りマクラーレンのタイトルコンテンダーとなったが、バトンもシーズン最後の2レースで追撃した。

 そして2011年、ハミルトンにとっては自身のキャリアの中で最もひどい年のひとつになったが、バトンはセバスチャン・ベッテルに次いでドライバーズランキング2位でシーズンを終えた。その翌年限りでマクラーレンを離れたハミルトンはメルセデスへ移籍し、以来、バトンに勝利し続けている。